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徹夜でスープカレー

2008年09月19日(金)

9月19日(金) 杉山です。

 「シェフ大泉の夜通しスープカレー作り」第1夜いかがでしたか?

今日は番組上、表面的にはまったく出ていない裏話を1つ。

実は今回のスープカレーのレシピは

大泉さんもお気に入りのお店「一灯庵」のマスターに作って頂きました。

以前、「ぴったんこカンカン」に出演した際、久本さんをご案内していた

あのお店です。覚えてる方も多いことでしょう。

札幌発祥の数あるスープカレー店の中でも老舗に数えられる

とっても美味しいお店です。 

 

この企画が持ち上がった当初、

大泉さんと言えば「本日のスープカレーのスープ」もありますし、

放っておいても手作りできるのかな?と思っていたのですが

事務所のマネージャーさんにさりげなく「探り」を入れてもらった所

「全然無理そうです」とのこと。

本人曰く「自分で作れないから、あのレトルトを作ったんだ」と。

そういうことだったそうなんですね。

じゃあやはり「監修」という形でプロの方にレシピを作ってもらわなければ!

ということで本当のスープカレー店に協力をお願いすることになったのです。  

ところが・・・! 

スタッフとしては元々「頼むのであれば一灯庵さんにお願いしたい」と

考えており、まさに打診をしようと思っていた矢先の事でした。

今年7月、大変残念なことに「一灯庵」本店が火事で焼けてしまったのです。 

「こりゃあ大変な時期だろうし・・・」と、

いったんは諦めて他のお店に当たることも考えたのですが

やはり大泉さんにも出来るだけ美味しいカレーを作ってもらいたい・・・

しかも本人が大好きで常連でもあるお店に監修を務めてもらった方が

何かと話も早いだろう・・・ということで思い切ってマスターに相談したのです。

こちらは半ばダメ元だったんですが、返ってきた答えはなんと!

「店焼けて逆に仕事無くてすっかり暇になっちゃったし、面白そうだから、いいよ!」

と、思いもよらぬ快諾を頂いてしまったのです。

 

※ちなみに本店の営業はまだ再開していませんが札幌駅前の西武百貨店や

 新さっぽろのサンピアザなどに支店がありますので、

 「食べてみたい!」という方は是非!立ち寄ってみてください。

 

さあ、そんな訳で心強いことに一灯庵のマスターに協力を頂ける事に

なったのですが、大泉さん本人には当然当日まで内緒。

ということで助手を務めるオクラホマの二人にマスターから直々に

事前のレクチャーが行われました。

前後の打ち合わせも入れると実に4時間!

懇々と「スープカレーの作り方」について学んだ二人。

そこで、実際にかかるであろう予想作業時間も聞かされていました。

400人分=「5~6時間」。

つまり、大泉さんが札幌ドームに到着する午前2時に

すぐ作業を始めたとしても、7時半予定の「配膳タイム」にはギリギリ。

しかも、マスター曰く「かなり無駄を省いて猛スピードでやれば」という

条件付でした。

オクラホマの二人は当然ながら「完成を間に合わせること」で頭がいっぱい。

間に合わなければ責任も大きい訳ですから、そのプレッシャーも

相当なものだったはず。

しかし、そこへ登場した「何も知らない」シェフ大泉。

テレビカメラも回っていますので当然ながらサービス精神旺盛に

色んなことで遊び倒す訳です。

「とうがらしがどれくらい辛いか?調べてみよう!ジャンケン大会~♪」

なんて呑気な遊びも「何も知らないから出来た」芸当なんですね。

それに付き合わされて焦ってイライラしているオクラホマの姿に

違和感を抱いた方もいらっしゃるかもしれません。

実はそんな裏事情があったのです。

 

さあそして次週はいよいよその「舞台裏」第2夜・完結編です。

「果たしてシェフ大泉のスープカレーは間に合うのか!?」

イライラがピークに達するオクラホマと、呑気な料理長が繰り広げる

シュールにして意外と感動的なドラマの結末を是非お楽しみ下さい!

 

(杉山)