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ハナタレナックス

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せっかくの北海道だもん、美味いもん食いたくね?

2008年10月03日(金)

10月3日(金) 杉山です。

タイトルの一言から、昨夜の「ハナタレ美食ツアー」企画は生まれました。

ある日の番組会議での事。

「10時間テレビで疲れたしさ、たまには美味いもん食いたいよね」と。

「俺たちせっかくグルメ王国に住んでるんだからさぁ」

会議で出た、たった一言のアイデアから会話が転がり、

企画は膨らんでいきます。

「スタッフが食いたいものは、当然ナックスさんだって食いたいハズ。」

「でもさ、スゲー食いたいのに、目の前でかっさらわれたら、

その悲しさは倍増だよね・・・?」

「しかも、自分が美味しく食べたいがために自ら手塩にかけて

丁寧に焼いた焼肉なんかがかっさらわれようもんなら、

怒りも10倍だよね・・・?」

 

更にイタズラ根性には拍車がかかっていくもので。 

「そのかっさらわれる相手が本来陰に隠れているはずの

スタッフだったら、出演者にとってこれ程悔しいことはないよな・・・?」

 

進行役の柳田アナが食べるより、お店の人が食べるより、

クイズ問題を考えた張本人であるはずの、

しかも、普段はタレントさんを必要以上にこれでもかと持ち上げ、

気持ち良く仕事をさせるために骨を折るのが仕事のはずのスタッフが

事もあろうにタレント本人が焼いた肉をサラリとかっさらう。

「これ食います?」「あれ食います?」「いやぁ!さすがナックス!」

「大泉大先生、面白すぎ!!」 「安田大先生、天才!!!」

と、太鼓持ちのように立ち回っていたスタッフが

突然、正々堂々「いっただっきまーす!!」とか言って

自分たちのグルメを目の前でかっさらって行ったら・・・。

 

「よしゃ!ナックスのグルメを俺たちがかっさらってやろう!!」

「しかも、ルールは連帯責任ね。全ては自分たち5人のせいだから

怒りのやり場に困る珠玉のリアクション見れるし」

「仲間割れもみたいしね!」

「苦しい言い訳も見ものだし!!」

そんなふうにして、今回の企画は生まれました。

つまりこの企画、全てがナックスとスタッフの「見えざる戦い」なんです。 

決して自分たちスタッフが美味しいものを食べたいから、というだけの

安直な理由で生まれた訳ではないのです(・・・半分はそうなのですが・笑)

 

ということで、当然クイズを考える段階からスタッフも真剣です。

なるべくオイシイ展開になるように、最高のリアクションが取れるように、 

出来るだけギリギリのところで失敗させてやりたい。

で、俺たちがかっさらってやるんだ!!

だから「一見簡単そうに見えて」「最後の1つだけ分からない」的な

むずがゆ~いクイズ問題を連日連夜、会議で厳選しました。

明らかに分からない問題や、知らなくて当たり前の問題より、

「分かりそうで分からない」方が

かっさらわれた時の悔しさは計り知れませんから。

 

そうして選ばれた「クイズ」が昨日ご覧頂いたものだったんですが。

自信のチョイスだったハズなんですが。

 

付き合い古い割に、我々まだまだナックスさんをしっかりとは

知り尽くしていませんでしたね。不覚でした。

 

第1問の「九州の県名穴埋め問題」では

安田さん、大泉さんあたりが間違えると思ってたんですよ。

「佐賀県」「熊本県」あたりを。

地理に弱いはずなんでね・・・。でも九州は知ってたのね。

 

ただね、来週はこの「地理問題」でものすごく大きな山場が

訪れますから!

我々の予想がドンピシャでハマっちゃった問題が出ますから!

来週のクライマックスの1つと言ってもいいでしょう。お楽しみに!

 

続く第2問「信号機の赤と青はどっちが右でどっちが左?」

では「絶対に」安田さんが間違えると思ったんですよね。

数年前までペーパードライバーだったし、

ほとんど車にも乗らないので。

 しかしこれも・・・侮りすぎましたかなぁ。

いやぁ、ナックスさん案外やるな、と。

大泉さんが放送で言ってた通り

「あいつら、信号機ぐらいは見てた」んですね・・・(笑)

「無類のバカではなかった」んですね・・・。

 

本音を言うと、第1問・第2問の「上ロース」と「シンシン」も

スタッフがかっさらってやるつもりでいたんですけどね・・・。

残念!

あ、でも何度も言いますが決して自分たちが食べたいから

やってるだけの企画ではないんですよ。

(しつこいと余計怪しまれるけど)

 実際にね、タダで高級グルメを食べられるのは嬉しいんだけれども

やはり我々も素人さんですからね。

撮ることには慣れてるけど、撮られることには全く慣れてない

ズブのド素人さんですから。

あの、こうこうと照明に照らされたカメラの前に

のそのそと出ていってモノを食べてもね、

正直味もよく分からないんです。照れるし緊張するし。

照明が熱くて汗も噴き出すしで。

下手すりゃ緊張で喉も通らないんです。ホントです。

だから昨日の放送でも、挙動不審なヤツ多かったでしょ?

リアクションも薄いし。てか、リアクションしてねーし。

すっかり味の伝わらないグルメ番組になってましたものね。

お店にとってもいい迷惑です。

タレントさんに食べてもらえば最高のリアクションで

店の宣伝にもなろうところを、

よりによって冴えないスタッフがカメラの後ろから

申し訳無さそうにこそこそっと出てきて「パクッ」とつまんで、

ろくにリアクションもしないでまたこそこそっと消えていく訳ですから・・・

宣伝にもなりゃしない。

 

でもね。

我々が見て頂きたいのはあくまでも

「ナックスさんのリアクション」ですから。

それも出来るだけ悲しくて悔しくてやり切れないヤツを。

ヤラセも演出もない、ガチンコだからこその「生々しいヤツ」をね。

 

だから、来週も頑張ってますよ!

第2ステージでは札幌に住んでる人なら誰もが憧れる

「すし膳」という<最>とか<超>のつく高級寿司店に伺います。

果たしてナックスは何問できるのか?

ていうか、何個食えるのか?

昨日以上に「最高のリアクション」となっております。

つまり、スタッフ頑張っております。

 

まあ、正直言ってスタッフ全員が「初めて足を踏み入れた」

ぐらいの(ナックスの5人も全員初めてだったようですが)

「超高級有名店」ですからね。

バトルも激しさを増すっちゅうもんです。

何ならちょっとずつ「出てきて食べる」という行為にも慣れてしまって

気恥ずかしささえ失くなっていくスタッフの横暴な食いっぷりに、

視聴者の皆さんですら若干「イラッ」と腹立たしさを覚えるかも知れません(笑)

ま、それぐらい「ギリギリの戦い」でせめぎ合っている!ということでね、

スタッフとナックスの「見えざる戦い」を楽しんで頂ければと思います。

 

それではまた来週!

超高級寿司店でお会いしましょう!!

 

(杉山)