ハナタレナックス

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ハナタレはどこへ!?についてのただただやたら長いだけの超駄文

2009年02月27日(金)

2月27日(金)

チーフディレクターの杉山です。

 昨夜の放送を持ちまして、「09沖縄SP」が終了しました。

新年1発目のOPタイトル・リニューアルとともにスタートし、

地元で活躍する人気者・中沢初絵さんや川満しぇんしぇーを

ゲストMC(案内人)に迎え、「平均年齢35歳の修学旅行」をテーマに

例年とはちょっと趣向を変えてお送りしてきた今回の「沖縄企画」。

いかがでしたか?

 

さて、BBSなどにも皆さまから「なんで無いの!?」等、

ご意見が寄せられていましたが・・・

今年は恒例の「寝起きドッキリ」がありませんでした。

 

実は昨年、長年続けてきた企画の<究極版>とも言える

「メンバー4人の裏の裏をかく二重ドッキリ」を敢行しました。

バラエティとしては、これ以上はなかなかないという

「面白いもの」が出来上がったと自負しています。

4人にはちょっとかわいそうっだったかな・・・とは思いつつも。 

 

そして迎えた今年。

最初から「寝起きはやらない」と決めていた訳ではありませんが

正直、「昨年を超える面白い企画」が生まれませんでした。

スタッフ会議は何度も重ねましたが

残念ながら「これぞ!」というものが生まれなかったのです。

 

番組制作者として、昨年を超えるものが生み出せない以上 

皆さまにお届けすることは出来ないと判断し

楽しみにしていた方々には大変申し訳ありませんが 

今回は見送ることにしたのです。

作る側が本当に面白いと思えないものを無理やり続けたら、

それはいつしか「惰性」になってしまうから・・・。

 

脱線しますが、番組宛てのメールにこれと似たような

次のようなご意見も時々届きます。

「最近、あまりド派手なメイクをしたナックスが出ませんが

路線を変更したのですか?」

「笑顔プロジェクトより、特命係長やアチョー拳やハヤシTが見たい!」

 

確かに、かつてのバカバカしいド派手なメイクや衣装が

最近登場していません。

特命もアチョーもハヤシもしばらくご無沙汰しております。

 

しかし、路線を変更したつもりもないですし

ド派手なメイクや衣装を「やめた」訳でもありません。

 

ただ、現在は意図的にちょっと「封印」しています。

 

「ハナタレナックス」が誕生して、今年の1月末で丸6年を迎え

いよいよ7年目に突入しました。

「水曜どうでしょう」や「ドラバラ」を越え、

毎週のレギュラー放送としては近くHTBの

最長寿バラエティ番組になろうとしています。

 

番組というのは、長い間続ければ続けるほど

どこかに「惰性」が生じ、マンネリ化してしまいます。

その寿命(というか、ヤマ場とでも言うのでしょうか?)は、

一説には5~7年と言われています。

 

「ハナタレ」も今、ちょうどその時期を迎えています。

でも、「ハナタレナックス」にはまだまだ惰性に流されず

マンネリ化せずに続けていける可能性と底力を秘めていると、

僕自身は思っています。

 

僕は過去に「モザイクな夜」「鈴井の巣」「ドラバラ」などを

担当してきました。

すべての番組が2~3年で幕を閉じました。

別にすべてがネタに詰まったから終了した訳ではありませんし

スケジュール繰りなど内容とは関係ない部分での 諸事情もあり、

やむを得ず(涙を飲んで)幕引きとなったこともあります。

ただ、各番組が幕引きを迎えたその時期には、多かれ少なかれ

内容的にも様々な岐路に立たされ、

何らかの舵取りをしなければならない状況だったことも確かです。

 

そしてこの「ハナタレ」で、

僕はちょうど番組が5年目を迎えるタイミングで

2代目のチーフディレクターとなりました。

大切な番組を、先代のキャップ(現P)から引き継ぎ 

番組制作を任されるにあたり、まずは過去の放送をすべて見返し

今後番組がどう進むべきなのか?を考えました。

 

その時出した答えは、こうです。

「このハナタレは、10年後も20年後も、

いや彼ら(ナックス)が60、70歳、80歳になっても、

毎週のレギュラー番組として続いている

史上最長の長寿バラエティになってほしい」

 

そう考えた時、

「同じ事(企画)をこのままずっと繰り返し続けるだけでよいのか」

という壁にブチあたりました。

 

確かにこの5年で、面白いキャラもいっぱい生まれた。

ド派手なメイクと衣装でのバカバカしいバトルも好評である。

ただ、このままで突っ走り続けることはできるのか?

この企画に頼りきって進み続けることはできるのか?

それで、あと「20年も30年も」本当にもつのか? 

 

皆さまもご存知の通り、HTBは一介のローカルテレビ局です。

予算も、スタッフ人員もそれほど潤沢ではありません。

 

「倒れるまで突っ走ろう!」というのであれば、

頑なに同じ内容で走り続けることも出来るかもしれません。

 

でも「倒れるまで」という前提で走った場合

まず間違いなく、いつか本当に「倒れる」のです。

過去に経験した数々の番組でそれを体験してきました。 

でも、この「ハナタレ」には倒れてほしくない。

 

おそらく、ナックスが60、70歳になった時に

まだ番組が続いていたとしたら、、、

間違いなく僕は番組にいないでしょう。

(サラリーマンですから、とっくに定年を迎えていますもの・・・)

 

つまり脈々と流れを受け継いだ4代目、5代目のチーフディレクターが

彼ら「ナックスじじぃ」とともに「遊んでいる」のでしょう。

 

そんな西暦2030年、2040年を展望した時

「ハナタレはまだまだ番組として基礎作りの時期じゃないか」

と思えてきたのです。

1つの流れや作りに固執するのではなく

まだまだ新しく幅を広げていく時期じゃないのか、と。

 

であれば。

5年6年続けてきた内容にがんじがらめになる必要はない。

これまで「面白かった企画」は面白かったものとして、

一度番組の金庫に大切にストックしておけばいい。

捨てるのではなく、封印(=ストック)。 

 

まだまだ可能性も底力も秘めているならば、

今はもっと色んなことに貪欲にチャレンジしてもいいんじゃないか?

 

おそらく番組がまだ手をつけていない「ジャンル」はたくさんあるし、

チャレンジ可能な企画もいくらでもある。

 

「ならばまずは、素のままの彼らの魅力を最大限に引き出してみたい」

 

と、そんなふうに思い至り「これまでのおなじみ企画」を

いったん「封印」しようと決めたのです。

そしてこれまでのものとはちょっと毛色の違う企画も始めました。 

 

「封印」ですから、当然いつか解きます。

いつかは分かりませんし、誰が解くかも分かりません。

もしかしたら来週早くも解いてるかもしれません(笑)

 

ただ、まずは幅を広げられるだけ広げていこう!と。

 

アメリカ大統領選ではオバマさんの「CHANGE」という

キャッチフレーズが流行りました。

でも、ハナタレに関しては、「CHANGE」ではありません。

チームナックスの面白さは「不変」であると信じていますから

変わる必要は元々ありません。

 

「どうしたらナックスの皆さんがより面白くなるか?」

「どうしたらナックスの皆さんにより面白がってもらえるか?」

この番組の軸はただこの一点にあり、ここを変える必要は、ない。

変えるつもりもない。いや、変えちゃいけない。

 

ですから「CHANGE」ではなく、 「ENLARGE」(拡大)。

 

「路線変更」でも「内容変更」でもなく、ただ「幅を広げる」。

これまでのものは大切に抱えたまま、

新たな方向性を模索する。可能性を広げる。

彼らのスケジュールや現状も考えつつ、

今だからこそやってみたいもの、今だからこそ出来ることを

出来る限り探してみたい。

 

そして培ったものを組み合わせたり新しいアイデアや息吹を

吹き込みながらまた更にグレードアップさせていく。

そんな作業を今はしていきたいと、思っています。

 

沖縄で中沢さんや川満しぇんしぇーを起用したのも

そうした「幅を広げる作業」の一環でした。

 

ですから、もしかしたら来年の沖縄で

早くも最新版「寝起きドッキリ」が誕生するかもしれません。

幅を広げた上で、面白い企画が展望できれば。

 

「封印」とは二度とやらない、という意味ではありません。

大切に番組の「企画の金庫」にしまいながら、

発酵し熟成した時に自信を持って改めて皆様の前にお届けしたい。

もちろん、特命係長もアチョーも、ハヤシTも・・・。

 

ただ、「新しいことに挑戦」「幅を広げる」なんて

こうして大風呂敷を広げて大そうなことをぶちまけながら、

我々はご存知の通りのバカスタッフです・・・。

バカがバカな頭で考える企画ですから、そりゃ限界ってものもあります。 

結局ただただ「B級企画」が乱発されるだけかもしれません・・・(笑)

 

そんな時は、「面白くねー!」と正直におっしゃって下さい。

でも、、、 

「あー、この番組ってスタッフが代替わりしながら

何十年も何万年も続けていくつもりの長寿番組なんだなー」と、

ゆるーく未来を想像しながら、見放さず、温かい目で

気長に見守って頂けると嬉しいです。

 

番組の目標が「長寿」なんて、あまり聞かないし

本来、目標として掲げるものでもないかも知れません。

 

でも、ナックスの魅力を最大に引き出せるのは、 

目の前の視聴率とかそんな小さなことではなく

(それも大事ですよ!大事なんですが・・・)

こうした「ゆるーく気長な」スタンスなんじゃないかと、

思っているのです。

 

さて。ただただ無駄に長くなりすぎてスミマセンでした。

今、番組が考えていることを少しでも皆さんにお伝えしたくて

思うままに書き殴ってしまいました・・・。

 

それでは来週も、よろしくお願い致しますm(__)m

北海道が生んだ奇跡の歌姫「福原美穂」ちゃんが登場します!

詳しくはトップページの予告をご参照下さい。

 

(杉山)