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ハナタレナックス

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ライオネル?もちろん、ライオネル!

2009年03月13日(金)

3月13日(金)・・・あ、今年早くも2回目の13日の金曜日ですね・・・。

 

昨夜の放送、大泉さんのワガママ炸裂で実現した

福原美穂さんとの夢の(?)デュエット。 いかがでしたか?

 

ハナタレ部屋でのゲスト企画の場合、

たいていは以下のような流れで収録が行われます。

 

・1ヶ月前くらいにゲスト収録日が決定

・スタッフが企画会議をスタート

・同時に、ゲストさんへのアンケートを作成して送付

アンケートの内容は例えば

「ナックスと勝負してみたいことは?」

「最近はまっていることは?」

「誰にも負けない特技はありますか?」などなど。

・これを元に更にスタッフ会議を重ね、トークやゲームのテーマを

 4~6つぐらいに絞り込んで確定。

・進行役の森崎用、他のメンバー用、ゲスト用の3種類の台本を作成

ちなみに台本は、全てを知ってなきゃならないMC(進行役)には

お題やらアンケート内容やら細かいことがしっかり書かれた

「スタッフと同じ台本」を、

他のメンバーには、新鮮な気持ちで収録に臨んでほしいので

ほとんど内容が書かれていない台本を、(つまり完全アドリブ!)

ゲストには心の準備もあるのでさすがに白紙という訳にもいかず

「ある程度大雑把に内容が書かれた台本」を、

それぞれお渡しします。

・そして最後にフリップなどの小道具を発注して、いざ本番へ!

 

と、通常は大体このような流れで進むのですが

今回はちょっとだけ事情が違いました。

 

福原さんからのアンケートに、

「ナックスと勝負したいこと=カラオケ対決」と書かれておりまして。

でも時間の関係で全員に歌ってもらうことも出来ないので

今回は「メジャーでCDを出した経験がある」という基準で

ナックスを代表して大泉さんに勝負してもらうことになりました。

 

そうなると、曲目の確認や事前スタンバイも必要なため

否が応にも大泉さんには事前に「大まかな内容」を

伝えざるを得ません。

「カラオケで歌うとしたら、得意な5曲は何ですか?」 と。

 

で、事務所のマネージャーさんを通して

そうしたやりとりを開始した訳ですが、、、 数日後。

・・・もう収録の3日前ぐらいだったでしょうか。

 

別番組「スバセカ劇場」の現場にいた僕の携帯が突然鳴りまして・・・

慌てて現場から離れて開けてみると、大泉先生からの着信!

 

「なんだろう・・・?」

 

昔、どうでしょうやドラバラをやっていた頃は

マネージャーもいませんでしたから

やりとりは常に本人との直電でしたが、

事務所の態勢もしっかり整った今では直接の電話なんて

そう滅多にかかってきません。

まして昔と違ってメールなんていう便利なツールもありますしね、今は。

 

だから、逆に「どんな一大事だろう?」と色々頭をめぐらしながら

恐る恐る出たんです。

 

そしたらあなた。なんてことはない・・・。

 

「いやぁ~実はさぁ。

美穂ちゃんとカラオケ企画やるんだったらさぁ、

どうしても叶えて欲しい夢があるんだよね・・・」と。

いつもの、人におねだりする時の、ちょっと小さめの声で

語尾がちょっと伸びるような甘えた口調で、言うのです。

 

で、その夢は何か?と聞くと

「エンドレス・ラブをねぇ、あのライオネルとダイアナ・ロスのさぁ、

あるでしょ?あれをねぇ、歌の上手な女性とねぇ、

一度でいいからデュエットしたいという夢を持ってる訳ですよ・・・」

 

聞けばこれまでずっと「エンドレス・ラブ」が好きで、

でも一緒に歌ってくれる人がなかなか居なくて、

仕方ないからカラオケではいつも自分一人で

ライオネルのパートもダイアナ・ロスのパートも

歌っていたと。全部、一人で。

だから、一度でいいから、歌の上手い女性に

ダイアナ・パートを歌ってもらいデュエットがしたいんだ、と。

それはもう切々と訴えるのです。 

 

まあ、どんなに丁寧な口調で腰低くモノを言ってはいても、

この人、言い出したら絶対に引きませんからね・・・

その場ですぐに決断し、 

「時間調整してみるね。検討します!」と

即OKの返事をして、電話を切ろうとしました。

 

すると、「あ、いやこの夢にはまだ続きがあってね・・・」と。

はい?

「衣装とメイクもちゃんと用意してもらって、せっかくやるなら

こう、本格的にねぇ、照明なんかもバッチリ決めちゃってさぁ、

ちゃんとやりたいな、と」

 

それは、つまり、「やれ!」ってことでいいかな?

 

「ま、まぁまぁまぁ、そんな強気に言うつもりはないけどねぇ、

でもまぁ、大泉洋のこの長年の夢が叶う瞬間ということでねぇ・・・

こう・・・ま、簡単に言っちゃえばそういうことです・・・」

 

衣装とメイクって、もちろん、ライオネル? だよね?

「もちろん、ライオネル!」

美穂ちゃんは・・・?

「美穂ちゃんも、ホントはダイアナ・ロスになってほしいけど

無理だったらいいです、任せます。」

結局、美穂ちゃんの変身はさすがに時間的にも厳しく

無しになってしまいましたが・・・。 

 

という訳で、まずはその場で即、照明を発注!

スバセカ劇場の撮影中でてんてこ舞いの

カリスマスタイリスト(オヤビン)と天才ヘアメイク諸橋にも

その場で発注! !・・・・・・・と。

「出た・・・マジで!?」

発注したそばからみるみる不満顔に変わるオヤビン・・・。

「やです、できません。って言えばいいしょ?」

 

言い出したら絶対引かない先生だって、

オヤビンが一番よく分かってるくせに!

「だよね・・・分かった。」

さすがオヤビン、男前!

「あーめんどくさい、めんどくさい、先生めんどくさい・・・」

 

と、まぁ、例によって例のごとく本番直前にドタバタあがいて

何とか実現したのが昨夜の「夢のデュエット」なのでした。

 

でも、いざ実現してみるとこれがまた!

二人ともあんまり上手なもんだから

現場はすっかり妙な感動に包まれてしまいましてね。

さすがは大泉先生。

彼がワガママを通す時にはたいていこういう結末が

くっついているんですねぇ。

それも含めて分かってるから、スタッフは誰も断れない(笑) 

 

ライオネル激写!

休憩中、ライオネルの出来栄えを

自分のケータイカメラに収める戸次さんとオヤビン。

 

ライオネル確認!

「どれどれ?ちゃんと撮れた?」

「ほら、いいしょ~」

最初は不満顔だったオヤビンも、ニッコリ。

 

ちなみにオヤビンが撮影したこの写真は、

同時に撮影中だったスバセカ現場にも持ち込まれ、

「音尾赤ちゃん」のお母さん役・八木小緒里さんのケータイにも

いつの間にか送信されておりました。

ちなみにこの八木さんは、大のどうでしょうファンだそうで、

なんと、大御所俳優・渡辺いっけいさんにまで

「どうでしょう」を広めて下さった張本人なんだそうです。

ありがたやm(__)m

そんな「スバセカ劇場・俺の育児日誌」は

次回16日(月)が最終回!是非お見逃しなく!!

(・・・ってここで告知かよ!?オイ!)

 

まぁ、そんな訳でハナタレの収録現場はいっつもこんな感じ。

ドタバタしながらも和気あいあいと

カリカリプンプン怒りながらも最後はニッコリと、

元気に笑顔で進めておりますよ。

 

ところで。

大泉さんのワガママデュエットのおかげで時間が押してしまい

結局用意したトークのフリップが2つしかめくれませんでした。

残る2つ「実は私・・・」「クセ」に隠されたお題は一体何だったのか?

 

実は、あの2つにももったいないくらいの面白いお話が

隠れていたんです。

「美穂ちゃん!年頃の女の子がそんな・・・!!」みたいな(笑)

おそらくナックスメンバーが聞けば大興奮間違いなし!の

ドッキリエピソードが・・・・・あーもったいない!

 

という訳でこれはいずれ、再び美穂ちゃんをお迎えした時に

是非リベンジしたいと思います!その日まで、内容は秘密。

 

では、また来週!

 

(杉山)