インテリ風？大泉大先生、舞台裏の死闘・・・

2009年03月20日（金）

３月２０日（金）・・・

世の中祝日（３連休！）ですがテレビ人にそんなの関係ナシ。

元気に出勤！更新します。

 

昨夜からスタートした連帯責任クイズ「さぶをよむ」。

実はこの撮影はずいぶん前の、１月１８日に行われました。

 

今春はナックスの「下荒井」全国ツアーがありますため、

彼らも２～４月はなかなか北海道に帰って来れません。

という訳で、昨年末の１２月～１月にかけて

このハナタレもかなり撮り貯めをしていたのです。

 

さて、その１月１８日と言いますと、

大事な舞台に向けてかなり本格的な段階に入って・・・

いるはずだった。らしいのですが・・・。

 

他局ドキュメンタリー「情熱大陸」でもつぶさに描かれていたので

ご存知の方も多いでしょう。

大先生の台本が遅れに遅れ、なかなか上がらず

相当切羽詰っているご様子でした。

 

我々のロケが行われた１８日はもうまさに正念場。

「情熱大陸」では、途中で時間がポーン！と飛んでいましたが

そのポーン！の真っ最中がこのロケだったのですね。

「情熱大陸」を見ながら、

「あ、あの日々が飛んだ！」と思わず苦笑しました。

 

一体、どんな日々だったのか・・・。

１月１８日。

２日後にいよいよ東京に移動しての「稽古初日」を控え、

大先生はのっぴきならない状況に追い込まれていたようです。

「あと２日で書き上げなければならない・・・！」

情報によれば、まだ半分くらいまでしか筆が進んでない、、、とのこと。

 

「ハナタレのロケなんて呑気にやってる場合じゃない」

・・・というのがおそらく本音だったのでしょう。

ハッキリとそうは言いませんでしたが、顔に書いてありました（笑）

 

休むことなく眠ることなく日々を送っていたらしく、

ロケ前日もほとんど徹夜。

寝ないでそのままＨＴＢに入ったそうであります。

年が明けて、もう何日もそんな日々が続いていたようです。

 

そんな状況ですから、「ヘアメイクの時間」すらもったいない。

しかも！そこに持ってきて大先生のヘアメイクは

他のメンバーの倍くらい時間がかかります。

（あのモジャ毛を人並みのヘアスタイルにするには

実はヘアメイクさんの相当な努力が必要なのですね・・・。）

 

ということで大先生、早々に「ヅラ」でごまかすことを決めました。

とは言え、特にキャラ設定のあるコーナーではありませんから

扮装するにも「モデル」はありません。

仕方なく「クイズ企画だからインテリに見えるように」

という苦し紛れの発注をして、ヘアメイクさんにお任せとなったのです。

 

皆さんはあの扮装で「インテリくん」には見えましたか？

何キャラ？という疑問を持った方も多いことでしょう。

ただ、今回はあれ以上どうにもしようがなかった・・・

というのが本音です（笑）

 

どんな疑問を持たれようが違和感を抱かれようが、

「もう視聴者に投げちゃうしかない！」

番組と大先生が下した判断でした。

 

放送では時間の関係もあり、

ただ「ヘアメイクが面倒くさかったから」というだけで

片付けてしまいましたが、

あの、ちょっと違和感のある扮装の裏には

こんな事情が隠されていたのです。

 

まぁ、とは言え。

裏でどんな苦労をしていようが

テレビを見ている方には関係のないことですからね。

ことさらの言い訳をしても男らしくないので

放送内ではあの程度で片付けてしまいました。

 

ちなみにこの日の大先生は楽屋でも終始無言。

 移動中の車の中も、いつもは一人で大騒ぎの大先生が

 一切しゃべらず寸暇を惜しんで黙々とパソコンに向かっておりました。

 その真剣ながらもうつろな目は、

我々でさえちょっと痛々しくて正視できないほどでした。

 

そして彼の優しい４人の仲間たちは

そんな彼の姿を見て見ぬふりをしながら、

ずっと寝たフリをしていましたな・・・。

言葉には出さない愛情を感じました。

 

その甲斐あってか、「下荒井」も最終的には無事に出来上がり

好評を博しているようであります。

 

と、いうことで。

大先生一世一代のお芝居台本の成否がかかっていた時期に

呑気に撮影された今回の「さぶをよむ」。

「大泉さんだけ変じゃね？」という

多少の違和感はあるかと思いますが、、、

苦し紛れの「インテリ風」ということで、

皆さまもひとつ大きな心でお察し下さいませ。

 

ちなみに、これだけ追い込まれ

意識も朦朧とした中でのクイズでしたので、

今回は大先生が珍しくミラクルなミスを連発します！

 

来週以降の展開もどうぞお楽しみに！

 

（杉山）