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本番前の忍者紛争(扮装)!?

2009年08月14日(金)

8月14日(金)

昨夜よりいよいよ新企画「忍者入門」がスタートしました。

スーパー忍者(?)師匠の神保くんに「やられた~!」という方も

多いのではないのでしょうか?

さすがのナックスさんも昨日は完全に食われてしまいましたね・・・。

 

「スーパー忍者」として紹介され、

スタッフからも「絶対成功させて下さい」と念を押され、

忍者歴17年の自らの誇りを賭けて臨んでますから

そりゃもう神保くんは誰よりも真剣そのもの。

そんな「誰よりも真剣な人」が生み出す「笑い」には

やはり誰もかないません。

次回以降もご注目下さい!

 

さて、前回のこのページにADの阿波加が

随分お恥ずかしいスタッフ写真を公開しておりましたが、

一応、補足しておきますと

「決して遊んでる訳じゃないですからね!」(笑)

 

ロケの前に、スタッフはあらゆることを想定して

準備を重ねなければなりません。

撮影場所となるロケ地の下見はもちろん、

メンバーがチャレンジする課題やゲームは全て試しにやってみますし、

(もしそこでスタッフが骨折なんかすればそのゲームは中止)

食事が美味しいかどうか?とか、

ここからここまで歩いて何分かかる、とか。

すべてを本番さながらにシミュレートする訳です。

 

もちろん衣装もその一つ。

サイズが合うかどうか?その衣装を着たまま長時間動き回って

支障はないか?汗をかいたらどういう風に見えるか?等々。

 

ということで、番組スタッフにはメンバーと大体同サイズの

体格の持ち主を取り揃えております。

先日の写真で言いますと、

大泉君とだいたい同じ背格好の僕が大泉君の衣装合わせ担当、

森崎くんと同じ体格の堀川Dが森崎衣装を、

ひと回り小さい戸次・安田・音尾君の衣装は鹿野Dと、

一応それぞれの役割を持って準備に臨む訳です。

 

そしてこの衣装合わせと入念な準備を経て、

ようやく当日は安心してメンバーに衣装を着て頂くことになるのです。

ナックス忍者!

いざ、手裏剣!

 

しかし、どれだけ入念に衣装合わせをしても

当日は当日で予想外の問題が起こります。

 

森崎くんが何の疑いもなく衣装を着終わった頃。

誰からともなくこんな声が聞こえ始めます。

 

「あれ?リーダーの色、カッコ悪いなぁ」

 

「ん?」・・・リーダーは予想外の声に少々ビックリします。

 

「なんだろ?忍者の色じゃないんだよな・・・?」

 

「そうか・・・?」

 

と、ここで何の疑いもなく衣装を着た森崎くんに一安心していた

天才スタイリスト小松が若干慌て始めます。

 

「カッコ悪い」と素直に言ってしまっているメンバーやスタッフに

「ダメ!言うんじゃない!」と言わんばかりのすごい表情で

目配せをしてきます。

 

そりゃそうです。せっかく何の疑いも持たせず着せたばかりなのに

もし本人が「やだ、替えて」とワガママを言い出したら大変です。

 

しかも、彼らは本気で言いかねないから。

そんな彼らに人知れぬ苦労をさせられ続けてきたのが、

誰あろう、この小松です。

 

ですから、そりゃもう着せるまでのお手並みたるや見事なもの。

「あ~、リーダー似合うわぁ!カッコいいんでしょ?」

「そうかい?」

「あー、この色がいいんだわ、似合う似合う!

よかったね~この色にして。一番いいね!サイコー!」

 

森崎くんの体に合うサイズは、ただこれしか無かっただけなんですが。 

 

そんな事実を悟られぬよう、小松さんは言葉巧みに着せていく訳です。

 

まるでヌードカメラマンが女の子を気持ちよく乗せて

服を脱がせていってしまうかのように、

小松さんはナックスを気持ちよく乗せて

服を着せていってしまうんですね。

 

それなのに、です。

誰かの心ない一言で、その努力がすべて水の泡に帰そうとしている。

 

そりゃ慌てます。

 

しかし、少年のままの心を持ったナックスさんたちには

そんなことはお構いありません。

放っておくとストレートな感想は続いてしまいます。

 

「あれ、何?これから健康診断でも受けんの?」

「胃カメラでも飲むのかい?」

「病院で点滴かい?」

確かに、頭巾をかぶる前に見ると

この色は病院で見かける健康診断用の服にそっくりなんですね・・・。

 

当然、ついさっきまで楽しそうだったリーダーの顔が

みるみるうちに曇っていきます。

 

と、そこに。 

「そんなことないよ、だいじょぶだいじょぶ!カッコいいよ!

あんた達(他のメンバー)、いい加減なこと言うんじゃないの!

バッカじゃないの!!

ね~、モリね、これかわいいって!だいじょぶだって!」

 

すごい剣幕ですかさず小松さんが割って入り、

少しでも印象を変えてやろうと、ちょっと早いけど

頭巾をかぶせ始めます。

 

森崎「え?もうかぶるの?まだ早くない?」

小松「いいのいいの、早くない。

    ほら、頭巾かぶんないと最終的な印象も分からないでしょ」

 

で、かぶせ終わってすかさず、

「いやぁー予想通り!いいわ、モリ、今回いいわ!」

と褒めちぎる訳です。 

 

確かに頭巾をかぶればまたちょっと印象も変わるんですが

「頭が小学生」の仲間たちは尚も正直な胸のうちを

人の気持ちも考えずに連発します。

 

「やー、弱そうな忍者だな・・・」

「忍者って言うより、三蔵法師だな!」

「尼さん修業でもやるのか?」

 

ま、確かにそう見えなくも無いんだが・・・。(笑)

森崎忍者チョット変?

 

まあ正直、今回の森崎くんの「薄紫(?)」と音尾君の「明るいグレー」は

ハズレでしたな(白状)。 

でも他に無いんだもん、しょうがないよ。

 

そしてそんな大問題も最終的には天才スタイリストの

「つべこべ言わず着なさい!もうこれしかないの!!

ホントにもうあんた達は・・・!!」 

という半ば逆ギレにも近い一喝で決着してしまうのです。

 

この日も、そんなバカバカしいすったもんだを経て

本番を迎えていたのでした。

 

さぁ!このカッコ悪い忍者たち、

次回はどんな雄姿を見せてくれるのでしょうか?

お楽しみに!

 

(杉山)