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いばらのもり

2010年03月01日(月)

キャップです!

本当にDVDにしていいのだろうか?ずっと悩んでいました。

2000年に憧れの制作現場に着任したのはいいのですが、15分という短い尺とはいえ、右も左もわからない30代がいきなり番組を制作する。

HTBは乱暴でいい加減?むしろ大胆?でも、だからこそゆるくて、馬鹿馬鹿しくて、何よりも視聴者の皆さん、そして、タレントと距離が近い番組ができたような気がします。

 

 でも・・・・・・・酷い番組なんです。やっぱりこの番組は。

 

「いばらのもり」は森崎君のテレビ初メイン番組。番組名は、リーダーに「茨の道」を歩んでもらうという意味でつけました。そのうちに、大泉君がディレクターを実際に担当、ロケ、編集までするという前代未聞の企画が始まりました。 僕を含めたスタッフは(といっても全部で三人)何度一緒に朝を迎えたことか・・・

 HTBに、机をおいた方がいいんじゃない?それくらい、大泉ディレクターとの時間は長かったのです。

 当時編集機2というのが「いばらのもり」、その真後ろの編集機3が「鈴井の巣」に割当られていて、大泉ディレクターと我々が朝方まで手こずっていると後ろから「お先——っ」といって杉山(現ハナタレCD)が帰っていくパターンが何度もありました。

 

それから数年後、「いばらのもり」を終了し「ハナタレナックス」を立ち上げました。

でも路線は、新番組でもなんでもなく、出演者が5人になったというだけだったような気がします(笑)

 

なんでしょうか?

いざ発売してみる事になって、今一度VTRを見てみたらあんなに恥ずかしい番組だと思っていたのが、凄く笑えるのです。 発売することになってから関わったスタッフが、初めて見ておもしろいと言うのです。

 

 編集しながら思い出してきました。

 

あの頃は、森崎君も大泉君も安田君も、全部直電で「明日時間ある?」で全て解決でした。

 企画打ち合わせ?馬鹿話?時間がたっぷりあったのです。

 

今思えば、とても幸せな時間でした。

 

つまり、中身は「酷い?」のですが、幸せな空気感がそこにはあるのです。

僕は、テレビ番組は関わる人が全て幸せじゃなきゃいけないと思っています。 HTB制作部の番組は今でも、これからもそうであると信じています。

僕にとってのHTB制作魂は、間違いなくこの番組で生まれました。 改めて振り返ってみると「緩くて幸せな爆笑」がそこにはありました。

 

大泉君の究極のバカバカセンス

 

僕の大好きなリーダーの大絶叫

 

安田君の全力投球

 

是非、あの頃の「空気」を皆さんに共有して欲しいと思います。

 

DVDの発売詳細はこちらのアドレスでご確認ください。
http://www.htb.co.jp/goods/dvd/ibara/index.html