近況報告。

2010年10月02日（土）

いやいやいやいや、ホントに。

もうご無沙汰も通り越すぐらいのご無沙汰で。

大変申し訳ありません。

なかなか更新できないまま長くて暑かった夏が終り

季節はすっかり秋。10月になってしまいました。

 

杉山です。

 

近況というにはあまりに遠すぎる昔にまで

遡らなければならないほどの時間が経過してますが、、、

とにかくめまぐるしく色んなことがあり、

忙しく日々が過ぎておりました。

 

7月下旬にジャンボリーの収録が終わりまして、

早速その編集作業へと入りつつ、

DVDの最終仕上げの締め切りが8月上旬だったものですから

同時進行で進めつつ、

毎週迫りくるハナタレの放送分を精力的にこなし、

そんな中、秋（10月）からHTBでは深夜の新番組を

立ち上げることに決まりまして、

人手が足りないということでハナタレの窪井Ｄが

その新チームへと移籍。

 

なんとその番組も早いものでいよいよ来週から

放送がスタートしてしまいます。

毎週月曜～木曜　深夜0:45からの5分ほどのミニ番組「美女動画」。

そして毎週木曜日　深夜0:50からの「ヨルオシ！」。

＊ハナタレが終わった後の番組となります。

 

どちらもCUEさんやナックスさんとやってきた深夜番組とは

若干趣の違う新機軸です。

ハナタレスタッフはほとんど参加していませんが

窪井くんが代表して参戦しておりますので

お気に召すかどうかは分かりませんが、

よろしかったらご覧になってやってみて下さいませ。

 

さて、そんな怒涛のような日々の中、

8月中旬には10月から放送となるハナタレ新企画のロケなんかもあり、

気がつけばハナタレＤＶＤの予約も開始となり、

記念のスペシャル生放送も決定し、

しかも観覧希望者募集！も始まり、

その宣伝も兼ねてスタッフルーム書かなきゃ！！って焦ってはいたのですが

焦ってる間にもどんどん時は過ぎてゆき。

 

そんな中、更に！

追い討ちをかけるように新たな仕事も舞い込みまして・・・。

 

何かと言いますと、9月上旬から中旬過ぎまで

道内の洞爺湖畔で行われた映画撮影のメイキング班として

HTBも参戦することになったのです。

 

企画者は、オフィスＣＵＥ副社長の鈴井亜由美さん。

タイトルは「しあわせのパン」（仮）

 

片田舎の町でひっそりとパンカフェを営む若夫婦と

そこを訪れるお客さんとの交流を静かに優しく描く、

ほっこり優しいファンタジー映画、ということだそうで。

 

なんと、そんなテイストの映画なのに主演は我らが大泉洋さん。

大丈夫なんでしょうか？？

更に更に！その奥様役には、あの我らが永遠の憧れ・原田知世さん。

素敵すぎるじゃないですか･･･。

 

おい！大泉！！ふざけんなーーー！！！

と口汚いブーイングも思わず吐いてしまいそうな羨ましいキャスティング。

 

実は過去にも知世さんには仕事でお会いしたことはあったんですけども、

もうね。やはり。

僕なんかは高校時代に「時をかける少女」で

人生最大と言ってもいい程の衝撃の恋に落ちたドンピシャ世代ですから。

 

当時、人気のあった薬師丸ひろ子さんの「探偵物語」が目当てで映画館に

行ったのに、カップリングで上映していた「時をかける少女」に心を射抜かれ、

すっかり新人だった知世ちゃんのファンになって帰ってきちゃった･･･って人、

たぶんアラフォー世代の男性には共通の思い出として多く残っていると思います。

 

まあ、そんな永遠の憧れのヒロインですから、

否がおうにもその変わらぬ美しさに釘付けになってしまうワケで。

 

ホントに同じ人間なんだろうか？と思うくらいの妖精ぶり。

足、ほんとについてるのかなぁ？とか、

手で触ろうとしたらフワッと消えちゃうんじゃないだろうか？とか。

 

僕も、メイキングカメラマンも、スタッフも

大泉さんそっちのけで知世さんに釘付けでございました。

そんな大泉さんも、ご多聞に漏れず

知世さんの癒しオーラに完全にノックアウトされたご様子でしたよ･･･。

 

ちなみに今回は、あくまでも「映画のメイキング」ということで

ドラバラとはワケが違うぞ！と心構えも新たに現場に向かったつもり

だったんですが･･･

 

習性というのは怖いものですねぇ。

 

僕もいて、カメラマンもドラバラ時代一緒にやっていた坂本っちゃん。

サカモっちゃんは現在はニュース班に異動になっているのですが

大泉さんにはどうしてもバラエティチームに見えるようで。

 

やや緊張感のある映画の撮影現場に疲れると

すぐにこっちのメイキングカメラに近づいてきては

「バラエティの顔」に変わり面白いことをしゃべり始めてしまうのです。

 

挙句は、映画のスタッフがマイクを付けようとすると

「おーーーぅ！！」と叫びながらシャツを一番上までまくり上げ

完全に「どうでしょう」顔。

映画のスタッフは東京の方たちだったんでね、

ポカーーンと驚いてました（笑）。

 

撮影途中、映画チームのプロデューサーに

我々がちょっと怒られちゃったぐらいです。

大泉さんばかり撮って、しかも大笑いして、

ホントにちゃんと映画のメイキングになるんですか？と･･･。

そりゃそうです。ごもっともです。

心配にもなるでしょう。

普通の物語を真面目に撮ってる映画チームの片隅で

なぜかとある一団だけ大爆笑なんですから。

 

そこで我々も心を鬼にして

「大泉さん、これはバラエティじゃないですから。

映画のメイキングなんで、そんなに笑いは必要ないですから」と

たしなめたところ。

 

大泉さんは

「だったらなんでメイキングチームがＨＴＢだったんだ？」と。

「なんでこのバラエティ専門チャンネルのペイテレビが来たんだ？」と。

「このチームが視界に入るだけで全然違うプレッシャーに襲われるんだ」と。

 

たまには真面目なメイキングを作ってみるのもいいか、と思い

今回のお仕事を引き受けたつもりだったんですがね。

大泉さんにはやはりＨＴＢというと

有料のバラエティ専門チャンネルにしか映らないようで（笑）。

 

大泉さんと知世さんがのどかな田園風景の中を

ただただ仲良く自転車に乗っている、というシーンがあったんですが、

やはり僕らも大泉さんもお互いにね、

「大泉さんにだけはどこかに落とし穴が用意されてるんじゃないか？」とか

「大泉さんだけ転ぶ、という仕掛けがあるんじゃないか？」とか

思ってしまうところがあって。

 

ただ普通に自転車こいで帰ってきた大泉さんに対し、思わず

「つまんない」と言ってしまったり･･･。

本人も「いや、君たちがいるとそれだけで

どっかで転ばなきゃいけないんじゃないかと思えてくる」と。

 

ただ自転車をこぐだけじゃモノ足りない･･･

習性というのは怖いものです。

でもコケたらコケたできっと映画監督に烈火のごとく怒られちゃうわけで。

 

む～～、やはり我々が映画のメイキングで入ったのは間違いだったのか？？

と自問自答する日々が続いたのでした。

 

それにしてもこの映画撮影期間中は奇跡か！？っていうくらい

ほとんど一度も雨が降らず。

毎日毎日、真っ青な空に緑の山、

深い色を湛えながら日々表情を変える洞爺湖。

昼は空に虹がかかっていたり、

夜は洞爺湖に満月が綺麗に映し出されていたり。

まるで神秘の映像特集でも見ているかのようでした。

 

酷暑の真夏から肌寒い晩秋に一気に季節が変わって

東京組は北海道の季節の変化に驚いてはいましたが、

空模様には非常に恵まれていました。

 

大泉さんも「雨男伝説、ついに返上だな！」と上機嫌だったんですが

どうやら知世さんが、桁違いの晴れ女だったようで。

 

そんな映画の撮影が終り、知世さんが東京へとお帰りになり、

そのすぐ翌日はなんとハナタレの旅ロケでした。

我々も大泉さんも、映画の疲れを取る間もなく道北のとある町へ。

 

この日の天気予報は一日中どピーカンの晴れマークオンリー！

「いやあ、先生！ホントに新晴れ男になっちゃったねぇ」

なんて話していた矢先・・・。

 

雨マークどころか曇りマークすら出ていなかったその日に、

局地的になかなかの激しい雨が突然降り出しましてね･･･

たぶん我々の頭上にだけ・・・（だって向こうの空は晴れてるんだもん）

 

なんにも変わってはいなかったんだな、と。

思い知らされた次第です。

 

さあ、とりとめもなくランダムに書いていたら

すっかり長くなって参りました。

 

そろそろ時間もない、ということで

ちょっと絞り込んで書かなきゃダメですね。。。

 

そう。

そしてその旅ロケから帰ってきましたら

いよいよ「ジャンボリー」の放送素材が最終的に完成しまして、

少なくとも放送前には皆さんに宣伝しなきゃ！！とか思っていたのですが

結局そんな暇もなく時が過ぎて、、、

昨日、放送が無事に終わってしまいました・・・。

 

ご覧頂けましたでしょうか？

 

あれもこれも入れたいところではありましたが、

なんせ3時間のステージとそれ以上にある舞台裏メイキングを

1時間弱の番組に詰め込みましたのでね、

ファンの皆様にはやや物足りなかったかも知れません。

 

そんな物足りなかった方や、北海道以外にお住まいの皆様は

若干作りのテイストは違うかもしれませんが

近く発売されるＤＶＤでお楽しみ頂ければと思います。

 

えー、それと。

いきなりこのスタッフルームに登場したと思ったら

非常に淡白な挨拶文だけを残して去ってしまったＡＤ阿波加嬢についてですが。

 

あの言葉から推察するのは無理だろ？というくらい

言葉足らずで淡白な文章だったので驚かれる方も多いかもしれませんが、

ＡＤ阿波加は9月30日をもってＨＴＢを退社いたしました。

 

彼女は元々、違う会社（主にラジオ制作をする会社）にいまして

2年前、ＨＴＢの「夢チカ」に憧れて、縁あってＨＴＢに転職してきました。

音楽が、ロックがやりたい！と。

ところが配属されたのはなぜか「夢チカ」ではなく「ハナタレ」（笑）

 

それでもこの2年、本人にとっての新境地ということで

バラエティの水にも慣れ楽しく過ごしていたのですが、

やはり本人曰く、元々

「バラエティを作る、という仕事は自分の人生の予定には無かった」そうで（笑）

 

「じゃあそろそろ夢チカに」という話も出てはいたのですが

30という年齢を機に本人なりに色々と考えていたところ、

他にもっと（夢チカ以上に）やってみたいと思える仕事が

たまたま見つかったらしく、今回の決断に至ったようでありあります。

 

彼女の豪快男子系パワフルな勢いのある性格や笑い声は

ナックスのメンバーからも大変愛されており、

それでいて女性らしい細やかな気遣いや心配りもあって

番組としては彼女の離脱は非常に大きな痛手でした。

 

でも、人生観や価値観は人それぞれ。

最終的に一度きりの人生を選択していくのは自分。

 

「やりたいことがある。」

それはとっても素敵なことだと思いますし、

本人ともしっかりと話をした上で、快く送り出すことになりました。

 

数日前には盛大な送別会も開かれ、

2次会ではハナタレでお世話になったマジシャンのいるスナックへ。

夜中の２時くらいまで大騒ぎをしてハナタレらしく送ってきました。

ちょうどその日はハナタレの放送があった日なのですが

みんなそんなことも忘れてＯＡそっちのけで・・・（笑）

 

ということで長いのか？短いのか？2年間のハナタレ生活を追え、

阿波加嬢は10月より新たな人生を歩き始めました。

なんでも「ファッション系」＋「音楽系」のお仕事なだそうです。

きっと、既に新しい職場には彼女の豪快でパワフルな笑い声が

響き渡っていることでしょう。

 

そしてハナタレにはその阿波加嬢に代わり後任の女性ＡＤが

新たに加わっています。

金野衣利子（キンノ・エリコ）さんというちょっと変わった苗字の子です。

 

先日、メンバーに自己紹介したところ

大泉さんから「え？？キンノ・・・？キンノタマゴ？？？」

というツッコミが入っておりました。

 

果たして文字通り「キンのタマゴ」となるのか？

はたまた「キンのシャチホコ」になってしまうのか！？

 そんなめでたい名前のキンちゃん、近々このページでも

ご挨拶させて頂く機会があると思いますのでよろしくお願いします。

 

 

最後に、ＤＶＤの予約をして下さった皆さま。

本当にありがとうございます！！

手前味噌ではありますが、

面白い作品に仕上がったんじゃないかなー、と思います。

ハナタレがスタートした２００３年のすべてが凝縮された第１滴。

早く、早く皆さんのお手元に届き、

一日も早くご覧頂きたい！そんな気持ちで一杯です。

是非、感想をお聞かせください。

 

そして第１滴が皆様のお手元に届く頃、

同時に我々は次なる第2滴に向けて早くも準備を開始するつもりです。

できれば来年、お届けしたいと思っていますので

こちらも楽しみにお待ち頂ければと思います。

 

そしてそして！

発売記念の生放送への観覧希望をお送り下さった皆様も

本当にありがとうございました！！

おととい、9月30日をもって締め切りとさせて頂きましたが、

なんと！応募総数は800通以上あったようです。

しかもありがたいことに、道外からの応募も3割ほどあったようで。

番組を観覧するためだけにわざわざ道外から北海道にまで

駆けつけて下さる意気込みを持った方がこんなにもたくさん

いらっしゃるなんて･･･

僕は藤やんとは違いますので、

そんな人達を「バカ」呼ばわりはできませぬ（笑）

志の高い志士の皆さま。

本当にありがとうございました。

 

週明け早々にも社内で大抽選会が行われます。

当選は50組ですので800分の50。

倍率に直すと･･･16倍！？

当選確率はおよそ６％･･･という狭き門になってしまいますが

ご応募頂いた皆様は、当選ハガキが届くその日まで

望みを捨てずに楽しみにお待ち頂ければと思います。

 

当選のハガキは遅くとも10月末までにはお宅に届くよう

手配を致しますので今しばらくお待ちください。

 

また、放送自体も道内限定になってしまいますが、

ＤＶＤは全国発売ですし、何とか日本全国の皆様に

当日の雰囲気や様子だけでも届けたいと思い、

現在ユーストリームだかなんだかも含めて手立てを模索しております。

 

詳細が決まりましたらまたハナタレＤＶＤページ等で

お知らせ致しますのでこちらも日々チェックしてみて下さい。

 

さ・・・！！

ということであまりに久々すぎて書くことも多すぎて

超ランダムになってしまいましたが、今日のところは

この辺で失礼することにします。

 

この次はここまで溜まってしまわないうちに

こまめに近況報告できるよう頑張ります。

 

と言いつつ、来週は早速音尾君との2泊3日の旅ロケで

しばらく不在となりますが・・・

 

皆さま季節の変わり目、風邪など召しませんよう

体調に留意して楽しい紅葉の秋を満喫して下さいませ。

 

では、また近いうちに。

 

（杉山）