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初夢2012

2012年02月02日(木)

早いもんで気づけば暦は2月になってしまいました...

新生ファイターズも無事にキャンプインして「球春到来!」だそうです。

ダルビッシュの穴は埋まるのか!

余計なお世話だけどホークスもダイジョブなのか!

野球ファンにとっては期待と不安を抱えながらも

徐々にウキウキが高まっていく季節ですね。

 

にしても、なんですかこの時の流れの速さは!

今年も残りわずか11ヶ月ですって。。。

年を取ればとるほど1年が早くなってゆきます。

 

どうでしょうの嬉野先生のように、

ゆったり構えて人生を俯瞰しつつ地に足つけて

悟りにも近い境地で日々を過ごしてみたい、

大らかな人間になってみたい、と

願ってはみるのですが、性格でしょうか。

相変わらずせわしない毎日を勝手に送っております。

不惑と言われる40を5年も超えて、

いまだ惑いっぱなしのちんけな杉山でございます。

 

という訳で今日は2月の2日。明日は節分。来週は雪まつり。

週末にはHTBが全社を挙げてお届けするトヨタビッグエア

(イン札幌ドーム!だそうです今年は)。

こんな感じですっかりタイミングを逸してしまい

もう今さらこんな話するのもどうかとは思うのですが、

前回触れてしまったので、「初夢」について書いてみようと思います。

 

そもそも(1月内という)約束の期日を若干超えてしまってるんですが、

他に書くこともないのでとりとめもなく書き始めてみます。

 

皆さんは今年のお正月、初夢見れましたか?

どんな夢でしたか?

なんでも1月2日に見るのが「初夢」なんだそうで。

つい最近知ったんですね、恥ずかしながら。

まあ諸説紛々あるようですが。

 

いずれにしても僕は、まず夢というものを滅多に見ません。

年に1本見るかどうか、というレベル。

宿泊先などで同室になった人から「ゆうべ散々うなされてたよ」

なんて言われることもありますから、

もしかしたら色々見てはいるのかもしれないけれど、

目覚めるころにはキレイさっぱり忘れている。

中身はともかく、「見た」という記憶や実感さえも一切ない。

いっこも覚えちゃいない。そんなたちでございます。

ですから、久々に見た夢が正月2日だったということで

これはまさに初夢と呼んでいいじゃないかと、思う訳です。

 

で、その夢といいますのが。

まー驚くほどにとにかく怒っておりました、私。

カリカリカリカリ・・・と。

 

そこは何だか、忘年会のようなとある宴の場です。

知ってる顔やら知らない人やら、色々といますが

どうやら私はその宴を開催する中心者の一人。

つまりほぼ現実に近い、いわゆる会社内での宴会ですね。

 

なんせ若い頃、ADとして長年宴会の幹事をやってきましたから

こうした集まりとなると細々したことがいまだに気になるんですね。

会費はちゃんと集まっているか?

ドタキャンする奴はいないか?

みんな心置きなく座れる席順になっているか?

料理の質は大丈夫か?文句は出ないか?

飲み放題の範囲は日本酒まで入っているか?ワインもあるか?

挨拶や乾杯の順番は気遣いされているか?

話の長い人のために先読みして時間の余裕をちゃんと持っているか?

余興は誰が何をするのか?ちゃんと盛り上がんのか?

エトセトラエトセトラ。

 

そんな訳で。

ADさんに「部長は安心して奥に座ってて下さい」とか言われても

気が気じゃなくていつも入口付近でウロウロ、、、

そんなうっとおしい悲しいサガを持ち合わせた人間に育ってしまいました。

 

で、その夢が。

なんともかんとも幹事の仕切りが悪い。

まあ、いわば最悪な宴会だった訳です。

 

あ、この辺で興味のない方はログアウトした方が良さそうですよ。

雲行きなんとなく読めますよね(笑)

どうやら忙しい人がわざわざ読むような代物ではありません。

たぶん初夢きっかけで、ほぼ愚痴になってくこと請け合いですから。

私の気分が既に今、そういう方向に向かってますから・・・

 

お忙しい皆さんは、今度、暇でヒマでどうしようもなく

死んでしまいそうな時があったらまた覗きにいらして下さいね。

(まあ、僕の書くものはいつもそんなレベルですけど)

 

さ、ここからは驚くほど超暇な人達だけに向けて書きますよ。

いや、愚痴りますよ。。。

 

その最悪な宴会の「初夢」本番。

まあとにかく気の利かないAD幹事が

会の始まりから既に受付で右往左往しとる訳です。

勝手が分からず要領も得ない。

無料ご招待したはずのゲストから会費を取っていたり、

挙句にお金集め過ぎてずいぶん余ってたり(新手の詐欺か!)

案内が足りてないせいで参加者がみんな

どこに座っていいか迷ってウロウロ、

お陰さまで入口は立ちっぱなしの人で詰まって大混雑、

話が長くて有名な人を乾杯のあいさつに指名してしまう、

ビンゴの景品ぜんぶ会社に忘れてきたとか言って慌ててる、

食べ放題だって言っておきながらおかわりしても出てこない、

飲み放題にビールが入ってない、などなど。

あ、これ夢ですよ。

夢ですから現実にありえへんこともたくさん起こります。

 

そんな様子を見て、なぜか会に参加していたナックスのメンバーも

イライラしている。

お望みの酒がないって安田さんが店員につっかかり始めて(笑)、

でもお酒が無いわりにちゃんと酔っぱらってるし(笑)、

場の空気を察した大泉さんが慌ててステージに上がって

ちょっぴり汗までかきながらみんなを盛り上げに入り、

(あ、この辺は夢とは言え性質をとらえてるのかな・・・)

それでもしまいに仕切りの悪さに対して

あちこちから不満の声が漏れ始め、

ちょっとした諍いも起こり、よどんだ空気が蔓延する。

 

そして何となくみんなの視線が、私の方に向き始める。

「お前の教育が悪いんじゃないのか?」・・・って感じの雰囲気。

責任者は誰だ?みたいな。

 

夢の中の私もまあ確かに多少責任を感じないわけでもない。

だから汗が止まらない。

そんな宴会が2時間たっても3時間過ぎても一向に終わらない。

しめる気配さえない。おやおや???

何だココは!・・・宴会地獄か!?

 

とまあ、神経を消耗し続ける苦しい苦しい夢でございました。

寝汗もそこそこかいて、どんよりとした気持ちで目が覚めたのです。

そして果てしなーい自己嫌悪に陥った訳です。

 

そもそもなんでこんな夢を見ちゃったのか。

思い当たる節は確実にあって。

実際にこれに似た宴会が昨年末にあったんです。

しかも何度も。

その時も若手AD幹事の仕切りがたいそう悪くて、

イライラカリカリ、歯噛みし地団駄を踏む自分が居りました。

 

でも、そこは私も大人ですから。

40もとうに過ぎたオッサンですから。

終了後にガッツリ反省会をし、

次こそはがんばるぞ!と一応カツを入れて

おしまい!にしたはずでした。

 

私の若い頃なら蹴りの一つや二つ平気で入った事でしょう。

20数年前、テレビはまだ徒弟制度が厳然と残る世界でした。

「宴会も仕切れない奴が一人前のディレクターにはなれねー」と、

本気でドヤされ、厭きられ、干されていたかもしれません。

 

でもほら、今はそんなことしちゃいけない時代ですから。

辞められちゃったら困るし、訴えられるかもしれないし。

怒鳴りつけたい気持ちをグッと胸にこらえ、

しゃーないしゃーない、次!次!と。

少々度量の大きな先輩を演じたつもりでした。

 

ところが。

心のどこかにイライラやムカムカが

まだ引っかかっていたんでしょうかね。

夢は正直でした。

いや、心が正直だったのか。

まったく無防備で無意識の状態で、

見ちゃいましたもの。

 

おめでたいお正月の夢で。

 

あーーー、小っちぇーな、、、オレ!

 

そんなね、人間の器の小ささを実感し、

後輩にももちろん多少はガッカリしますけど

それより何より自分の小ささに落胆し、

改めて自分の年齢も確認して尚更ガッカリし、

でも見ちゃったこの事実は誰にもどうにも変えられませんから。

小っちゃいままの自分でこのままいずれ死んでいくのだな、

ということも妙に予感し、新年の抱負を抱く気すら起きなかった。

そんなお正月でございました。

人間なんてララーラー・・・でした。

 

皆さんはどんな初夢を見られましたか?

さぞ楽しい、希望にあふれる夢をご覧になったことでしょうね。

 

私なんぞはそんな初夢スタートでしたから、

1ヶ月が過ぎようという今でも

次回は自分が幹事を務めようか?

それとも度量の大きな人間になるための努力を

コツコツと積み重ねていこうか、

果たしてどっちが自分にとって幸せか、

あるいは二度と宴会の主催者をやらない!という道はないものか、

40半ばの小っちゃい人間は今日もそんなちっぽけなことを

ちまちまと考えているのでございます。

 

こんな小さなプロデューサーを持ったスタッフたちは

ホントにかわいそうだな、と思いますよね。

 

誰だったかな?どこかの有名な方の名言で

「組織はその責任者の器以上には成長しない」

みたいな意味の言葉がありまして。

 

これがホントなら、今年もハナタレナックスは

小ちゃく小ちゃく、みみっちーく進んでいくことになります。

これはね、もう変えられない。

変えたいなら、プロデューサーをとっ替えるしかない。

でも今のところその予定もなし!

 

そんな訳で!

皆さんには、ちんけな奴が作るみみっちいバラエティ番組を

今年も大きな心で温かいまなざしで見守って頂くことになります。

 

長くなりましたが、そんなこんなで

今年もちんけでショボいハナタレナックスをよろしくお願いします。

 

(杉山)