別れの春に思うこと。

2013年03月25日（月）

3月25日（月）杉山です。

昨日、復興支演舞台「イシノマキにいた時間」の

札幌での再公演が無事に終了しました。

ご来場いただいた皆さん、本当にありがとうございました。

 

ハナタレのBOXティッシュも急きょ無料でプレゼントさせて頂きましたが、

超レアなアレ、もらってくれた方いらっしゃいますか？

 

ちなみに僕が見に行った金曜日の夜のこと。

こんなシーンが目の前で起こりました。

ななめ前に座った方が、席に置いてあるBOXティッシュを見るなり一言、

「いらね～！」

 

・・・・・・・・・・。

 

正直すぎるぞ、中学生と思しきそこの君！！（笑）

 

まあ確かにそこそこの大きさがあるのでカバンに入れづらいし、

持て余した人もいるかもしれません。

 

でもね、「ラッキ～！」とか言って嬉しそうに手に取ってくれた

婦女子もいまして。あなた美人！超美人！！

 

実行委員会の人に聞きましたところ、概ね好評だったようで

中には上演中に本当にビニールを破いて

ティッシュを取り出して涙を拭いていた人もいたそうです。

ご活用頂けて良かったです！

 

この舞台は今後も随時全国を回って上演されるようですので

お近くに来た際は是非ともご覧くださいませ。

 

話変わりまして、

この数週間、実は悲しいお知らせもいくつか届きました。

 

「北海道の笑顔プロジェクト」で安田さんと行った北見の旅。

グライダーでの空の旅を満喫させて頂いたのですが、

その時にお世話になった操縦士の加藤隆士さんが

不慮の事故のため、お亡くなりになられたとの報が入りました。

 

先々週末3月15日の夕方のニュースで行方不明と伝えられ、

すぐに加藤さんではないかと思い我々も安否を気遣っていましたが

週が明けた18日に思い届かず最も残念な結果として伝えられました。

我々も、ニュースで知りました。

遺族の方々を思うといたたまれません。

〝輪島功一さんにそっくり〟といって安田さんと盛り上がり

楽しい時間を過ごさせて頂いたこと、今も鮮明に覚えています。

ほんの一瞬でも縁を結び、ご一緒させて頂けたこと、

本当にありがとうございました。

スタッフ一同、この場を借りて謹んでお悔やみ申し上げます。

 

そして3月16日。

森崎リーダーのご尊父・七之さんの突然の訃報に接しました。

実は僕は一度もお会いしたことが無かったのですが

番組では何度もその名前が登場していましたし、

かつてまだ僕が担当していなかった頃ではありますが

ビデオレターで番組に登場頂いたこともあると知り、

まるで他人とは思えない身近な存在でした。

 

葬儀に参列させて頂きましたが、それはそれはリーダーのお父様らしい、

心温まる、そして人間味と愛情あふれる生前のエピソードをお聞きし、

こぼれる涙とともに心を洗われるような思いがしました。

リーダーも、気丈に挨拶をされていました。

リーダーらしい、愛情いっぱいの言葉でした。

このお父さんあってこそこの息子なんだろうな、と

とてもとても強い家族の絆に勇気までもらえたような気がします。

感謝の気持ちで合掌させて頂きました。

ありがとうございました。

そして心より、ご冥福をお祈りいたします。

 

人は誰もいつか必ずその人生を終える日が来るのは分かっていることですが

やはり別れはつらいものです。

だからこそ、生きている今を、そして周りにいる人を、

大切にしていかなきゃと改めて気持ちを新たにしています。

 

残った我々が明るく、元気に、毎日を過ごすことが

旅だった方々へのせめてもの弔いと思って、この春を迎えたいと思います。

 

（杉山）