now onair

NEXT

ハナタレナックス

TOP > STAFF ROOM

STAFF ROOM

エレベーターあるある?

2013年11月15日(金)

こんにちは、最近更新が頻繁な元気印・杉山です!

 

HTBには小さくて狭いエレベーターが1基だけありましてね、

まあ小さい会社ですからたぶんそれで十分なキャパシティなんでしょうけど。

色んな人が頻繁に使うもんで乗りたい時になかなか来なくて

待たされることも結構あって、特にお客さんを案内する時なんかは少々イラつきます。

そんで待った挙句に乗ったら機械の音声で「オマタセシマシタ」

とか無機質に言われると余計にイラッとします。

あ、タイトルに書いた「あるある」ってこの事ではないんですけど。

エレベーターの事を書こうと思ったらつい愚痴を思い出しちゃいました。

 

あ、あらかじめ言っておきますがこのあとに書く本題も他愛のない話です。

忙しい方はまた今度お時間のある時にでも暇つぶしにお読み下さい。

 

HTBの建物は地下1階から6階まであり、

その小さなエレベーターさんは全ての階に停まります。

本日お昼すぎ、2階から5階へ昇ろうとボタンを押しまして、

その時点でB1Fにありましたもんですから階段にしようかとも思いつつ、

ちょっと寝不足の二日酔いだったこともあり

まあ少し待てば来るなと思って待ちましたところ、

1階でも人が乗るようで予想より少し時間がかかってようやく2階へと到着しました。

扉が開いて、中には4人ほど人がいらして、男性3名、女性1名、

その全員が2階で降りられました。

「お疲れさまでーす」

入れ違いのように僕一人がエレベーターに乗り込みましたら、あれ?

 

臭いんです。すごく。

間違いなくオナラです。たぶん、降りた4人のうちの、誰かの屁です。

置きっ屁というやつです。

くさい。それにしてもクサい。

きっとトイレを我慢してたであろう類のソレです。

こんな時は狭くて小さなエレベーターが恨めしくも思われますが

まあでもしょうがない。

「誰かがもしも屁をこいたら」という仮定や想定のもとに

エレベーターのサイズを決めることはありませんからね。

我慢する以外どうしようもない。

鼻をつまんで、ピッ、と5階のボタンを押して、そのまま向かうことにしました。

 

そうそう、今、HTBのエレベーター内には番組宣伝のために、

長沢まさみさんと米倉涼子さんの等身大くらいのドデカいポスターが貼ってありまして。

「都市伝説の女」と「ドクターX」ですね。

そのポスターが相当なインパクトを持った代物で、

どうだ!と言わんばかりにスラッと伸びたお二人の美脚を強調したミニスカート姿の、

それはもう見目麗しき、何十分でも見とれてしまう美しさなのであります。

目をちょっと下げるとそのおみ足はいやでも視界に飛び込んできます。

普段はちょっと目のやり場に困るくらい、

それも女性スタッフなんかが一緒に乗っていたら気まずささえ漂う感じなのですが、

今日ばかりは一瞬そのヒドイ臭いを忘れられる、安らぎの「美」となりました。

一人だし。防犯用の固定カメラは付いてますが、まあ気にしない。

思いっきり眺めてやりましたよ。じーーーーっ

どちらも素敵ですが、選べと言われたら僕は長沢さん派かな。

あ、どうでもいい話。

 

で、じーーーーーーーーーっと見とれてたら、

「チーン」とか音がして、3階で停まりまして。

女性スタッフの方が1名、乗って来られまして。

顔は知っているけど普段からあまり話をすることもない、

他の部署のお若い女性スタッフさんです。

向こうが僕の事を知ってるかどうかも定かではないくらいの関係。

僕はとっさに鼻から手を放し、目線を上にそらし、

何食わぬ顔で平静を装ったのであります。

(定員6名、積載量、900kg・・・)心でブツブツ。

と、その瞬間、鼻からふっと入ってくる空気。

わ!くっさ!!

いやほんと、超クセえ。

その女性スタッフさん、きっとビックリしたことでしょう。

伏し目がちにチラッとこちらを見ました。

 

(・・・・・・・・・。)

あ、この人絶対オレだと思ってる・・・。

しかもポスターにクギ付けだった態勢も見られてたかも。

 

え?

ミニスカートの長沢まさみちゃんをじーっと眺めて超くさい屁をこくオッサン。

最悪。

 

(オレでなーい!オレのニオイでなーい!!)

なんて見知らぬ人に突然言い訳がましく叫ぶのもなんだし、

「くさいですね」とか挨拶代わりに平然と話しかけるのもなんだし、

えーでもどうしよう、言い訳したーい!と思いつつ

ちょっとした抵抗代わりに軽い咳払いをして、

その咳払いになんとなく「オレじゃないよ」のメッセージを込めた感じで、

4階、5階、と上がっていくランプをただ見つめるだけが精一杯の、

46歳のオッサンなのでした。

 

結局その女性スタッフさんも5階で降りました。

もちろん二人が降りるまでその強烈な臭いは残ったまま。

そして扉が開くいやいなや、その女性スタッフさんは手を鼻に軽く添えて

なかなかのスピードで歩き去りました。

さらに、5階から今度は下に降りるために待っていた女性スタッフさんが二人。

僕が出て、入れ替わりに乗りこみました。

「おつかれさまでーす、、、」

僕の声は何となく暗く小さく、怯えた感じに響いてしまいました。

(なんだよ、オレ!もっと堂々としてればいいのに!)

できない。

ホントに俺じゃないのに。

なぜかできない。

 

鼻を手で押さえて出ていった女性スタッフ、あとから降りた私。

そしてなんとなく残った妙な空気。

その一部始終を見ていたあの降りていく二人も、

きっとその臭さに顔をゆがめ、その匂いが私のものであると

確信して疑わなかったことでしょう。

4、3、2、、、と降りていくランプをただただ立ち尽くして見つめるしかなかった、

46歳のオッサンなのでした。

 

ということで、ささやかながらこのページを使って真実をお伝えするとともに、

言い訳に代えさせて頂いた次第であります。かしこ。

 

今日、僕とともに最高にクサいエレベーターに乗り合わせてしまった

不幸な3人の女性スタッフ様。

あの忌まわしきニオイは決して断じて僕ではありません。

以上、ご清読ありがとうございました。

 

あ、今日は敬愛する坂本龍馬先生の誕生日であり命日でしたね。

そんな日に何やってんだ、おれ??

 

(杉山)