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入学、就職、500回記念、春!

2014年04月10日(木)

新年度が始まって早10日あまり。

そろそろ落ち着いてきた人もいれば、

まだまだ新生活に馴染めてない人も多いかと思います。

我が家の近所に小学校がありまして、今週月曜日は入学式だったらしく

出勤する際にピカピカのランドセルを背負った親子連れの1年生を大勢見かけて

思わず顔がほころびました。いいですねぇ、春。

北海道は桜もまだだいぶ先ですけど...

爛漫というにはまだまだ早いですけど...

めでたく学校や会社に入った新入生、新入社員の皆さま、

期待と不安と緊張感いっぱいの楽しい新生活をお送り下さいね。

 

そんな春ですが昨日、今日のテレビはすっかり小保方さん一色でした...

僕は正直、心苦しくて息苦しくてまったく見る気になれませんでした。

平成のベートーベンだ、美しすぎるリケジョだと勝手に散々持ち上げて、

何かあれば手のひらを返すように騒ぎ立て。

事実を確かめることも裏取りもせず、

ただ流れに乗って呑気にバンザーイバンザーイ!

と、センセーショナルに大騒ぎしてたのは、どこの誰?

と言いたくなりますが・・・、これはやはり自己批判になるのか?

ジャンルは違えど同じマスコミの端くれにいる者として

何だか釈然としない違和感と後味の悪さが残ります。

悪いことした人の味方をしようとはもちろん思いませんが、

あのテレビや週刊誌の人たち、もう少し色んなことを冷静に扱えないものなんですかね?

 

ちょっと今さらなタイミングになってしまったけど、「笑っていいとも」が終わりました。

やはり30年も続けた重みでしょうか、最終日は昼も夜も中身は多少グダグダでしたが

最後まで思わず見ささっちゃいましたね(北海道弁)。

たけしさんの「表彰状」には死ぬかと思いました。食べてた弁当吹き出しちゃったもの。

かなりのブラックユーモアではありますが、

あれができるテレビは、やっぱりそれでも逞しいな、と思いました。

 

タモロスの方って、やっぱり多いのかな?

昼間仕事してる人間にはまだピンと来ないところも多いですが。

大好きな映画の一つ「トゥルーマンショー」を思い出しました。

テレビって、刹那。

時代とともにあっさり流れゆく記憶装置。

一緒にいられるのは、その瞬間だけ。

だからこそあの時間が愛おしかったのでしょう。

 

32年間毎日放送して8000回を超えた「いいとも」に比べたら

まだまだ11年、鼻垂らし小僧程度の「ハナタレ」ですが、

いよいよ500回の節目が近づいてきました。

ついこないだ発売したばかりのDVDは2006年の傑作選で、

確か当時はまだ200回にも満たない頃だったと思います。

そこと現在との間に流れてきた、まだ形にも残していない時間の記憶は7年分。

ざっと300回分以上ですから、長いな~とも思うし、でもあっという間でもあり。

こんな感じで、「気づけば」という軽さでいつまでも続けていけたら、

それが幸せなのかもしれないですね。

僕たちは日々、毎週の放送を楽しみながら苦しみながら作って放送して、

7年前の作品を毎年笑いながら地道にDVDに残し続けていくだけ。

もちろんそこに、ちゃんと精一杯の一生懸命と汗を詰めて。

そしていつか「500回かぁ、懐かしいねぇ~」と笑い合える日を楽しみにして。

 

"約500回"とかいってアバウトに始めた沖縄企画も今夜は第3夜。

通算499回目の放送です。

この日この時の瞬間瞬間を、「バカバカしい」と呟きながら

今夜もテレビ画面を眺めて頂ければ嬉しいです。

 

(杉山)