now onair

NEXT

ハナタレナックス

TOP > STAFF ROOM

STAFF ROOM

重大(?)発表

2014年12月08日(月)

12月8日(月)

同じようでいて、少しずつ違う1年を過ごし、

同じようでありながら感じ方も微妙に違うこの日を、

今年もまた迎えました。

今日は、ジョン・レノンの命日。

同じようでありながら去年と確実に違うのは、

自分だけがまた一つ年齢を重ねたこと。

気づけばジョンが体験していない年齢を7つも過ごしてしまいました。

彼がもしこの7年を経験していたら、

一体どんな作品がこの世界に産み落とされていたんだろう?

そんなことを思い耽りながら今日一日、

家のオーディオからも移動中のカーステレオからも、会社のパソコンからも

ジョンの歌声が流れています。

そして毎年決まって同時に思い出すのが、そう、安田さんの誕生日。

ジョンをこよなく敬愛する安田さんが7歳の誕生日を迎えたその日に、

彼は旅だったのですね。その少年がいつの間にかバカボンパパと同い年に。

この冬を超えたら41歳の春、ですね。

おめでとうございます!

変わらずに、その異質な存在感と異色の才能を発揮し続けられますことを。

あ、でもあんまり社会から浮き過ぎない程度に、ね(笑)

さて、長々とした前口上になってしまいましたが、本題。

タイトルにも書きましたが、先週の放送でついに、

重大(?)発表解禁の運びとなりました。

「ハナタレ初の全国特番」決定です!

番組メールやBBSにも続々とメッセージを頂いております。

ありがとうございます。

まあ、あんまり重大重大と煽りますと、一体どんな大ゴトか?

どんなスゴイ番組が放送されるんだ?と

要らぬ期待を持たせてしまいますので(笑)

あらかじめ言っておきますけど、

普段のハナタレがごく普通に放送されると思います。

あ、でも放送禁止用語やら禁止映像がある場合は、

多少厳しく「ピー音」とか「モザイク」とか入ってしまうかもしれませんが。

放送コードだけは全国基準に従うことになるでしょう。

(普段北海道ではどんだけユルいのよ!?って話ですが...)

以前から、「どうでしょう」や「おにぎり」のように番組販売という形でも

「ハナタレを全国で」という熱い声がたくさん寄せられていました。

しかし、番組スタートから12年。

ハナタレはあくまでも地産地消にこだわってきました。

「北海道行かなきゃ見られない番組」が一つくらいあってもいいじゃないか、と。

私達はもともとその名の通り北海道の地方テレビ局で、

北海道の人たちと遊び、笑い、今を考え、未来を夢見ることが

大きな使命だと思っています。

ですから現在進行形の〝旬の〟ナックスが見られるリアルタイムの放送は

あくまでも北海道のみ。数年前からDVDの発売は実現しましたが、

それでも全国の皆さんに届くのは7年前の彼ら。

ある意味「歴史を見て頂く」というニュアンスに近いものでした。

それが一体なぜ、今?

という問いに関しては、正直深い意味や答えはありません。

たまたま周りの諸条件が整い、

「1回きり、全国特番作ってみませんか?」という話が出て、

レギュラー番組を毎週のように全国放送する訳ではないし、

「1回きりの特番なら、たまにはいいか」と。

何でしょう、食べ物や工芸品であるような、

「北海道物産展」に出店するような感覚に近いかもしれません。

そんな軽い感じで決まりました。

北海道限定だったハナタレが全国で放送になるのは複雑だ。

という声もちらほら聞かれます。

その気持ちも分からなくはありません。

我々も普段の放送については、地産地消を守りたいし、

今後も貫くつもりです。

でも一方で、全国から熱い要望はずっと寄せられてきた。

ただ全国放送が前提となると番組の特権とも言うべき自由度は狭くなり、

どこか「よそ行き」になってしまう部分もきっと生まれる。

だから敢えてこれまで毎回の放送を全国化することは控えてきました。

これからもそのスタンスはおそらく変わりません。

でも、「試しに1回きり」ということなら、

番組自体も普段着のままお祭り気分で楽しめるんじゃないかと。

全国で初めてハナタレを見て、もし「面白い!」と思ってくれた人がいても

今後しばらくはもう放送されることもない訳で、

興味を持って頂けたのなら、じゃあ次は是非北海道に遊びに来て下さい!

そんな感じで発信できるのなら、楽しいかも。

そしてもちろん「リアルタイムのナックスが見たい」と、

ずっと熱望してくれていた方々にも、1回きりではあるけれど

恩返しとしてお応えできる。

と、そんな様々な思いを経て、最終的には

「いんじゃね?」的軽いノリで決断に至りました。

中身はいつもと変わらない、たぶんゆる~いハナタレではありますが、

全国ともなると技術的な事や構成面でのクォリティなど、

系列局への責任という意味でも求められるレベルは多少上がりますので

正直スタッフとしても多少プレッシャーはあります。視聴率もね。

(普段どんだけ楽に作ってるのよ...?)

せっかくやるからにはある程度ちゃんと結果も残さないといけないでしょうし。

それでも、色んな意味でチャレンジしてみようかと。

自分たちにとっても刺激になるでしょうし。

もし視聴率がメチャクチャ良かったりしたら、また翌年も!

なんて話になる可能性はもちろんゼロではありません。

年に1回、ハナタレ物産展が開ければそれまた楽しいかもしれませんが、

でもたぶん、今回1回きり。「最初で最後」ではないかと思います。

いや、私一人の想像で断言はできませんが。

少なくとも我々スタッフの体力も毎年となったら持ちそうにありません。

ローカルだろうが全国特番があろうが、スタッフの人数も顔ぶれも

全く変わらない!というのがローカル局の凄いところであり、

ある意味悲しいところ。

プロデューサーの私も入れて、泣いても笑っても全部で6人。ずっと6人。

誰か一人インフルエンザに罹ったら5人。移したら4人。でも増えることはない。

「そんなお金はありませぬ。許された体力の中で出来ることをやりなさい。」

これが、弱小ローカル局のテコでも動かない言い分。主張。いや社命。

しかも、残念ながらその6人とて東京にいるような敏腕揃いの

優秀なスタッフ陣ではありませぬ(笑)

大泉さんがテレビでいつも言っているように、

「美味しいものをちょっと食べることすら許されない低い身分の」

スタッフ陣ですから...。

少々間の抜けた、決して賢いとは言えない、どちらかと言えばダメな部類の

愚鈍スタッフ6人が集まって、今必死にいそいそと作っている真っ最中です。

実はこのおかげで、DVD第5滴の製作も遅れています・・・。

・・・・・・・・・。

あれ?

今、ドサクサに紛れてこっそり重大な白状をしましたね、、、私。

そうです。

実はこれこそ、重大発表の裏に隠れていた(重大な裏テーマ)・・・。

今のうちにここでちょっと声を大きめにして言っておきます!

「DVD第5滴は、お・く・れ・て・います!!」

作業はもちろん続けていますが、なんせ普段のレギュラー番組も作りながら、

同じ人数で全国特番も同時に進めていますから、

やっぱり限界がありましてね、、、DVDは少々滞っています。

そんな訳で、第5滴のお知らせが出来るのはおそらく全国特番が

終わった後なんじゃないかと、、、予めお断りしておきます。

ただ、ついでに言っときますけど第5滴(2007年傑作選)は

また相当オモシロい。

形にはまだ出来ていませんが私はあらかた内容を見ましたのでね。

傑作をお届け出来ることだけはお約束します。

いつになるかが分からないだけで(笑)

どうぞ、期待だけは一杯に膨らませて、気長にお待ち下さい。

ということで、全国特番が毎年1回なんてことになりましたら

今度は待てど暮らせどDVDが出ない!なんて事態にもなりかねませんので。

ほどほどに。やれる範囲でやれることを。決して優秀ではないけれど、全力で。

真心を込めて。手作り。

今後もそんな片田舎のローカル番組を見守って頂けたら幸いです。

そんなこんなで、皆さま。

色々と深いご理解を頂いた上で(いつも理解ばかり求めてスミマセン)

この先、北海道でずっと続いていく番組の、ある意味歴史にも残るであろう

思い出の一つとして、まずは今度の全国特番を

それぞれお住いの地域で、そのご自宅のお茶の間で目撃してみて下さい。

2015年2月、予定。

タイトルは「ハナタレナックス EX(特別編)」(仮)

こんなユルい全国放送、見たことない!かもしれない!?

普段のチームナックスを熨斗も付けずにお届けいたします。

どうぞ、過度な期待はせずに、お楽しみに!!

(杉山)