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全国特番の情報更新!

2014年12月19日(金)

12月19日(金)です。

昨夜をもちまして、今年のレギュラー放送がすべて終わりました。

一年間、ありがとうございました!

松山千春さんスペシャルインタビューはいかがだったでしょうか?

最初はスタッフと冗談半分で

「せっかく足寄だし、千春さんの足跡をたどる旅をしたんだから

ご本人にも出演してもらえたらいいね」なんて話をしていて、

受けてもらえる期待など持たずにほぼダメ元でオファーを出してみたところ、

意外なほどあっさりOKを頂いてしまい、

オファーを出したこちらの方が逆に驚いてしまったという・・・。

普段、本当にテレビには出られない方ですからね。

快諾を頂いた電話口で僕の声は間違いなく裏返っていたことでしょう。

「え?いいんですか?」って聞き返しちゃいましたもの(笑)

でもすごいです。

「テーマが足寄である以上、断る訳にはいかない」と。

「足寄町民として(なんだそうですよ)、町を代表して出ましょう」と。

放送では編集で短くなってしまいましたが、

収録中は故郷・足寄への愛情や思いもビシビシ伝わってきました。

機会があればノーカットでロングインタビューをご紹介したいくらいです。

それにしても僕にとっては個人的にも非常に感慨深い放送でした。

思えば、東京に暮らしていた少年時代の自分にとって

「最初の北海道体験」は松山千春さんだったんじゃないかと思います。

確か、小学校4、5年生ぐらいの頃でしょうか。

お菓子のCMソングで聴こえてきた、鮮烈な歌が「季節の中で」でした。

クラスの友達が学校に持ってきたレコードを借りて、

家の小さなポータブルプレーヤーで繰り返し聞いたものです。

名盤アルバム「起承転結」も擦り切れるんじゃないかってくらい聴きました。

LPは大きいからプレーヤーからはみ出して乗せてました。

北海道・足寄という聞き慣れない土地に、

千春さんの雄大な歌詞から想像を広げて思いを馳せていたような気がします。

当時のレコードはお小遣いでほとんど買いましたし、

今も何枚かは大事に取ってあります。

眠い目をこすって聴いた千春さんの深夜ラジオも懐かしい。

毎週のように一人で布団の中で笑い、

翌朝学校で友達とモノマネをして遊んだものです。

「こんばんは!松山でございます」で始まる挨拶の最後に

必ず「よろしく、哀愁!」って言うの。マネしたなぁ。

あの乱暴な(?)物言いは小学生には衝撃でした。

こんな言いたいことをずけずけ言えるカッコいい大人になりたい、と

子供心に思ったものです。憧れであり、目標であり。

著書「足寄より」ももちろん読みましたし、

千春さんが率いる野球チームとサザンの桑田さんチームが対戦する試合を

後楽園球場に見に行ったなんてこともありました。

千春さん側の応援スタンドに座ってましたね、当時の僕は。

まあ、つまり結構なファンだった訳です。

千春さんにご出演頂けることが決まってから

まるで人生を振り返るようにそんな記憶が次々と蘇り

思い出に浸ったりしておりました。

50歳前後の同世代の方は結構似たような体験をお持ちの方

多いんじゃないでしょうか?

その後、中学生になるとキヨシローにハマってしまい

音楽的な志向は若干違う方に向かってしまいましたが、

それでも小学生の頃の新しい音楽との出会いの一つとして

今も大切な思い出になっていますし、捨てられない宝物の一部です。

そんな少年時代に憧れ敬愛した千春さんが、

自分の番組に出てくれる訳ですから、

そりゃもう舞い上がらないわけがありません。

スタッフですので大はしゃぎする訳にも行きませんから

もちろん表面的には平静を装っていましたが、

心中は昨夜のナックスさんたちとほぼ同じでした(笑)

北海道に来て、この仕事をして良かったなと、

昨夜の放送を見ながらしみじみ感じたりなんかしておりました。

そう言えば千春さんを知ったのとちょうど同じ頃、

テレビドラマでは「熱中時代」が流行っていて

水谷豊さん演じる北野広大先生が小樽出身だと知り、

妹の名前が青空なんてオシャレな名前で(池上季実子さんですね)

「ああ、北海道はいいな。素敵な人がたくさんいて」と幼心に

憧れを抱いた記憶もあります。

そして数年後には「北の国から」が始まり、富良野を知って。

この頃は、その後自分が北海道に移住するなんてことは

考えてもいませんでしたが、今になってみると、

もしかしたらその遠因はこの時既に芽生えていたのかもしれません。

そんな自分が北海道に住み始めて、早いものでもう25年ほどが経ちます。

今、千春さんのレコードを聞いたら

思いを馳せるのは逆にあの頃過ごした東京の風景なのかしら。

あの、あまり好きになれなかった東京の風景。

でも変えることのできない自分の故郷。幼い日々を彩った原風景。

不思議なものですね、人生って。

さてさて、こんなに長くなるつもりじゃなかったんですけど

ついついノスタルジーのスイッチが入ってしまい、

独り言が止まらなくなってしまいました・・・すみません。

そう、お知らせがいくつかあるんでした!忘れるとこだった。

タイトルにも書きましたが、HPの全国特番ページが今朝、更新されています。

まだ(仮)が付いたままの状態ですが、

いよいよタイトル&企画概要が明らかになっております!

そして更に!お正月(3日)のお昼に、

全国特番を記念したスペシャル番組の放送も緊急決定しました。

内容は「新春スペシャル傑作選」ということで、

まあ言ってみれば〝ほぼ再放送〟なんですが...

でもでも、ただの再放送ではありません!

こちらの情報も全国特番のページに詳しく載せてありますので

合わせてご覧になって頂ければと思います。

それでは、年内まだもう少しありますが

ハナタレの放送はひと足早く終わらせて頂きましたので

ひとまずスタッフを代表し今年1年の感謝をこめて。

ありがとうございました!!

(杉山)