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ハナタレナックス

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全国特番「知床編」ついに完成!

2017年02月06日(月)

完成、しました!

今日の朝10時が納品の締め切りだったんですが

昨晩、最終チェックを済ませまして

今朝無事に完成テープが我々の手を離れていきました。

思いは色々とありますが、

これが2017年・知床編の全国放送向け完成版。

ご年配からお子様まで安心して楽しんで頂ける

「オールファミリーがターゲット」のハナタレナックス。

(って書き方すると逆にちょっと毒がありますか?笑)

今度の日曜日に皆様のもとに届きます。

楽しんで頂ければ何よりです。

思えば3年ほど前。

2014年の夏ごろに「ハナタレのスペシャルを

全国版でやってみませんか?」というお声がけを

社内外から頂きまして、

"道外不出"のスタンスを貫いてきた番組としては

色々複雑な思いや若干の躊躇もありましたが、

長い歴史の中で1回あるかないかの話。

スタッフの腕試しも兼ねてやってみようかと

足を踏み入れたのが第1弾・2015年の函館編でした。

ナックスの面白さや人気、知名度は既に全国級でしたが

我々スタッフの制作クォリティが果たして全国で、

しかもお昼の時間帯で通用するのだろうか?

そんな不安と葛藤との戦いの1年でした。

我々もナックスメンバーも、もちろん最初は

「1回限り」のつもりでした。

でもいざ放送してみると、

リーダーの華々しい熱湯芸人ぶり、

シゲちゃんがタコを喉に詰まらせるという残念ぶり、

大泉兄の支配者ぶり。ナックスらしさが随所に光り、

ありがたいことにあちこちからご好評を頂く結果となり

「もう1回やってみたら」という声も聞こえてきました。

喉元過ぎれば何とやらで、

「もう1回ぐらいやってもいいか」

1回目のプレッシャーも忘れ、わりと軽いノリで

受けてしまったのが第2弾・2016年の札幌&十勝編。

さすがにこれが最後だろうと思っていましたが、

これまた蓋を開けてみると

冒頭でいきなり遅刻してみたり、

女子アナのティッシュを食ってみたり、

気持ち悪いほどの勘の冴えを見せて

次々と看板を発見したりと、奇才・安田顕の活躍が光り

またしてもたくさんのご好評を頂戴しました。

「3回目はどうしますか?やりますよね?」

そんな声に正直戸惑いが無かったわけではないのですが、

決断する後押しとなったのは、何よりも

北海道の皆さんからの様々な形でのメッセージでした。

函館、札幌、十勝。

第1弾、第2弾でご紹介した各地のお店や施設の方から

「道外からたくさんの方が来てくれてます」

「おかげ様で大盛況です」という声が今も届きます。

これは素直に嬉しい。

北海道が元気になる一助となれていることを実感でき

「やってよかった」と思える瞬間です。

それと全国放送なので日本各地でエリアごとの

視聴率結果が出ますが、

常にトップ争いをしているのも北海道。

日曜午後という時間帯もあるのでしょう。

普段のレギュラー以上にものすごく多くの方が

見てくれています。これまた嬉しい。

さらにちょっと手前味噌な話になってしまいますが

HTBや番組にも直接、

「ナックスの活躍を全国に見せられるのは誇らしい」

「この番組は北海道の誇りです」なんていう

ありがたすぎる北海道の方からの声が届いたりします。

そのたびに泣きそうになりました。

北海道の人たちが「おらが地域の番組の全国進出」を

支え、見守り、応援してくれている。

もともと北海道のローカル局が作るローカル番組ですから

北海道で応援してもらうことが何よりの喜びですし

正直「北海道の人たちに見てもらってなんぼ」

というのが根底にはあります。

北海道の人たちが、ハナタレの全国放送を

楽しみにして応援してくれているのなら、

「年1回のペースで、続けられる限り続けてみようか」

そんな思いで臨んだ第3弾・知床編でした。

ナックスのメンバーも記者会見なんかを開くと

「全国放送なんて望んでない」「迷惑」

「スタッフが勝手に決めてやっている」などと

悪態つきまくって否定的なコメントを残していますが

実はたぶん、おそらく、心のどこかでは嬉しいはず。

さんざん痛い目にも遭わされてきた番組ですから

素直にPRなんてできないという照れ隠しが

あんなコメントになって表れているのかも知れませんが

「正直なひねくれ者」の集まりなので、

ストレートに表現はしませんが、悪態の中に嬉しさが

にじみ出てしまっているように僕には思えています。

(勝手な推測で書いてますが、たぶん合ってるはず...笑)

そんな訳で、もし今回もご好評を頂ける結果となれば

来年もスケジュールが許す限り挑戦したいと思います。

が、それもこれもまずは今週の結果次第。

ダメなら「またやりますか?」のお声がけも

ヌルっとなくなるでしょうから(笑)

そうなると我々がいくら「やるぞ!」と叫んでみても、

サクッとなくなってしまうことでしょう。

全国放送の壁はなかなかシビア。

でもきっと多くの方に喜んでもらえると信じてますし、

祈っております。面白いです。

世界遺産・知床をゆく、チームナックス5人旅。

相変わらず人間的にちっぽけな、愛すべき5人です。

特に今回は音尾君のボケ具合とキレ具合が抜群!

是非ご覧下さい。

(杉山)