白い魔球

2013年08月22日（木）

ご無沙汰をしておりまして大変申し訳ありません。

ディレクターの平尾でございます。

７月８月は放送が休止だったり時間が遅かったりと

視聴者の皆さんに忘れ去られているのでは、とビクビクしております。

 

・・・・・・ハナタレナックスは毎週木曜深夜に放送してますよー？

 

さて。

きょうは前回までお届けしました

「札幌ドームでマシュマロキャッチ」企画の

こぼれ話をさせて頂きます。

 

札幌ドームを貸切にして

地上６３メートルの高さから落ちてくるマシュマロを口でキャッチするという

スケールの大きいような小さいようなこの企画。

 

ナックスさんは１年前に同じ企画にチャレンジしていましたが、

１人１個ずつのチャンスで成功者は誰も出ないという結果でした。

 

今回はリベンジ！ということで、

プロデューサーが奮発して番組史上最高額の賞金を用意しました。

 

ダララララララララ（ドラムロール）

 

ジャン！

 

５０万円！！！

（どうですか、このローカル局ならではの生々しい額！）

 

高額賞金がかかっているため、ルールを決めるのにも真剣です。

１人３個ずつ合計１５回のチャンスにすることまでは決まったものの

賞金獲得を何個成功に設定するのがいいのか。

スタッフが事前に札幌ドームでシミュレーションをすることに。

結果は、５人のスタッフが挑戦し３個キャッチに成功。

 

（ちなみにこの競技、全くの運というわけではなく

野球のフライを取る要領らしいです。

自分は全く才能ナシで胸で受けてばかりでしたが、とにかく楽しい！！）

 

さて、この結果を受けてハナタレ班は会議を持ちました。

 

　「１５個中５個はどうだろう」

　「いや、１人１個は難しいでしょ」

　「じゃあ思い切ってスタッフが成功した３個というのは・・・」

　「でもナックスさんは１度挑戦してるし、アッサリ取っちゃうかもよ」

　「いざとなれば隠し球ならぬ、隠しマシュマロという手も」

　「ただでさえ札幌ドーム貸切という奮発企画、このうえ賞金５０万円を取られると・・・」

 

　杉山Ｐ「まぁ・・・・・・大丈夫だべ。もしも取られたら今後の企画を節約しよう！」

 

清水の舞台から飛び降りた杉山Ｐの鶴の一声で

ルールは以下の通りに。

 

　持ち球（持ちマシュマロ）は１人３個ずつ、５人合計１５個。

　１５個中３個キャッチ出来れば５０万円獲得

　２個キャッチで５万円

　１個キャッチで５千円

　誰が取ってもＯＫ、極端に言えば１人が３個キャッチ出来ても５０万円獲得です。

 

 

迎えたロケ当日。

５０万円という賞金に目の色が変わるナックスさん。

対してスタッフはいつになくピリピリムード。

ドームが異様な緊張感に包まれる中、挑戦スタートです。

 

 

が、マシュマロを落とせど落とせどナックスさんは白い魔球の前に次々と崩れ落ちます。

高額賞金がかかる分いつもよりもヒドイ罵声が飛び交うのみです。

 

残すは森崎さんただ１人。

 

　スタッフ「あれ・・・？あと３個だけ・・？

　　　　　　５０万円は取られたくないけれど、このままじゃ企画が成立しない！

　　　　　　なんでもいい、取って下さい！リーダー！！」

 

 

祈るスタッフをよそに、森崎さん以外のメンバーは完全にあきらめモードです。

 

　戸次「どうせダメなんだよ、リーダー」

　大泉「リーダーがスポーツもので成功したの、見たことないもん」

　安田「・・・」

　音尾「でもほら、芝居の打上げでお尻に割り箸はさんで割るやつ、

　　　　最後に成功させたのリーダーじゃん。いけるんでねぇか？」

 

いつしかドームは誰もがリーダーのミラクルを求めていました。

 

１球目・・・・・・

 

 

 

 

 

失敗。

 

　ナックス＆スタッフ「やっぱりダメか・・・」

 

５０万円獲得の夢が途絶えやけのやんぱちになった森崎さんとメンバーは

森崎さん得意の大声を出しながらのキャッチという

面白フォームの練習を始めます。

 

 

　スタッフ「面白いけど、けど！マジメにやってくださいよ！リーダー！！」

 

 

２球目・・・・・・・

 

 

 

 

　「ぬあぁぁぁぁぁ！！！」

 

 

 

なんとこの大声を出しながら口をあけるという方法が成功！

見事、マシュマロをキャーッチ！

 

罵声が飛び交っていたドームに初めて歓声が響きます。

サヨナラ満塁ホームラン並の興奮です。

 

さすが特技・大声、職業・リーダー！！

有難うございます！ 

 

 

 

結局成功したのは１５個中この１個のみ。

賞金獲得５千円と、後の企画予算に影響を及ぼすことなく終了したのでした。

 

　 

見事３個成功できていれば企画を発展させて

 

＜マシュマロキャッチのプロ（いるのか？）と対決！＞

＜マシュマロキャッチ全国大会と称し、地区予選から一般応募も！＞

 

なんて夢のような話も出ていたのですが、はて、どうなることやら・・・。

今後の展開にご期待ください。

 

 

 

さぁ、マシュマロキャッチ企画を終え、

今日からは北海道の笑顔プロジェクトを放送します。

ロケ期間が冬～春だったもので、現在とは真逆の季節感でお届けしますが、

寝苦しい夜、どうか涼んでいただければ幸いです。

 

８月２２日（木）深夜０：４５～宜しくお願い致します。

 

 

長文・乱文にて失礼致しました。

 

（ディレクター平尾由佳子）