2011年7月7日(木)
大昔のクールビズ?
最後の力をふりしぼってギラギラしています!
10時10分現在、
オホーツクの津別町ですでに30度に届きました!
札幌もきのう以上に暑くなりそうです。しかし...
このギラギラもきょういっぱい。
夏のお日様は、とりあえずきょうで燃料切れです。
あす以降、しばらくはこんな天気はなさそうなので、
きょうのうちに、今からでも遅くありません!
洗濯をしっかりしてしまいましょう!
さて、お日様がきょう、こんなに頑張るわけは、
きょうが特別な日だから(かな?)。
きょうは...
二十四節気という季節のフシメなのです。
「二十四節気」は、
一年を24のかたまりにわけて、
それぞれのおよそ半月の期間に
名前をつけたものです。
きょうから半月間は「小暑(しょうしょ)」。
本格的に暑くなるころ、という季節のフシメなのです。
小暑に続くのは「大暑(たいしょ)」。
小暑と大暑をあわせたひと月が「暑中」にあたります。
ですから、...
「暑中お見舞い」を出すのもこの頃、
という考え方もありますが、
一般的には、
夏の土用のころ(7月20日ころ)からか、
梅雨明けしたあとに出す人が
多いのではないでしょうか。
さて、この「暑中」にあたる期間が
実際に暑さのピークなのかどうか...
これは、札幌の最高気温の平年(過去の平均)のグラフです。
「暑中」は暑さのピークというよりは、
もうすぐ暑さの山の頂上に達するまさに直前、
と、いった時期ですね。
日ごとに暑さが厳しくなり、
体力は、もう限界~
夏バテ寸前~
そんな時期にあたります。
こんな暑い時期を、
私たちのご先祖たちは、
いろいろ工夫をして乗り越えてきたわけですが、
今年の暑さ対策のテーマは
なんといっても「クールビズ」ですよね。
このクールビズ、実は!
なんと!
大昔にもあったのです!
「六月無礼」ってことば、しっていますか?
「六月」は旧暦の六月で、今の暦のだいたい7月に当たります。
この時期は、暑さが厳しいので、
多少「無礼」があっても、
きっちりとした正装でなくて、
リラックスした格好でもいいんじゃないの...
といった意味になるそうです。
今でいうクールビズ。
これが「平家物語」で語られていたというのです。
今も昔も考えることは、一緒なんですね。
きょうは真夏の暑さになりますので、
「六月無礼」日和です。
七夕でもありますので、
星を眺めながら、
夕涼みでもしてみてはどうでしょうか。
道北方面では、綺麗な天の川をみることができそうです。
ちなみに、
これはチーム天気の短冊です。