2011年5月19日(木)
20度で満足ですか?
きのうの札幌は、今年はじめて20度に達しました!
ちょっと雲が多かったんですが、
20度まで上がるとさすがに暖かいですねぇ。
アツアツのラーメンを食べて、久しぶりに汗をかきました。
が、しかし、みなさん!
20度で満足ですか?
気象予報士の私がこんな問いかけをしたくなるのも、
なんと!
きのうの札幌の20度到達は、
過去50年で2番目に遅い20度到達だったのです。
先日も、このコーナーでお話しましたが、
歴史を遡ってみると、
札幌ではじめて20度に到達するのは、
4月下旬から5月上旬ころ。
つまり、GWのころなんです。
いかに、ことしのお日様がサボっていたか、
ということですよねぇ。
それを知った桜は態度が一変、
もうカンカン、プンプンです。
では、今ごろの太陽が、
本来しなければならない仕事とは...
こちらをご覧ください。
札幌で、初めて夏日を記録する日がいつなのか、
過去50年さかのぼって調べました。
するとなんと、
4月に夏日を迎えたことがある年が2度ありました。
でも、いちばん多いのは5月。
とくに5月中旬の今の時期に初めての夏日を迎える年がいちばん多いんです。
つまり、今の時期の太陽の重要な仕事は、
気温を25度以上に押し上げること。
そんなわけで、
私たちも20度で満足しているわけにはいきません。
きょうも、きのう同様ポカポカになるとはいえ、
雨も降ったりして、天気はいまいち冴えません。
札幌の初の夏日は当分おあずけ。
6月にずれ込む可能性が高いのではないかと思います。