2011年6月18日(土)放送
食のチカラ スペシャル ~ 遠別のタコ
今回は、"食のチカラスペシャル"。
紹介する食材は、「遠別町のたこ」。
タコは、タウリンや亜鉛を豊富に含んでいるので、
昔から疲労回復や夏バテ防止の役に立つとされている食材!
これからの時期にピッタリです。
煮だこの生産が、道内一の遠別町で、
まずは、名物のたこ料理を求めに「とんがりかん」へ行ってきました。
蛸シューマイや蛸のやわらか煮、蛸おこわセットなど、
遠別のたこの旨さを知り尽くしたレストランでした。
今が旬のたこ漁。
実際に同行させてもらいました。
遠別町のたこ漁は、箱のついたロープを垂らす「たこ箱漁」という方式で、
たこに身を隠す場所を提供し、住み着いたところを引き上げるというもの。
依田アナは、箱に入ってきたたこを"突き出す"係としてお手伝い。
貴重な体験をしました!
遠別漁港には、北海道随一の規模と設備を誇る加工場もあるんです。
こだわりは、たこの茹で方。
芯まで茹でないというのが遠別流のたこなんだそうです。
そして、浜のお母さんたちは、地元ならではの美味しいたこ料理を教えてくれました。
活だこを使った「カルパッチョ」や
珍味でもある、トンビとエラを使った「酢味噌和え」、
そして、醤油で煮込んだ「たこ飯」。
これは、"米"と"もち米"を合わせて作っていて、
柔らかいたことモチモチのご飯がたまらなく美味しいです。
子供にも大人気なのが「たこのから揚げ」。
粉を付ける前に、牛乳を入れます。水分の多いたこも、あまりはねずに、カラッとあがるんだそうです。ちなみに、味はかわりません。
浜のお母さんならではのアイデア料理、たっぷり満喫しました!
レストラン とんがりかん
住所:遠別町富士見46-1(道の駅富士見内)
電話:0163-27-3939
営業時間:午前11:00~午後7:00 火曜日定休
※イオン道産デー「道内漁港特集」
6月18日、19日のイオン北海道とマックスバリュ北海道の96店舗で実施
<料理レシピ>
たこのカルパッチョ(4人分)
材料:たこ足500g、レタス小1/4玉、きゅうり半分、パプリカ1/3個、
水菜1束、たまねぎ1/4個、イタリアンドレッシング適量
(1)たこ足の皮を取り、うすく輪切りに(刺身同様)
(2)レタスは一口大にちぎり、水菜はざく切り、
きゅうり・パプリカ・玉ねぎはスライサーでスライス
(3)器にレタスを敷き、水菜ほかの野菜を乗せ、その上にたこを敷き詰める
(お好みで一味を軽く振りかけ)
(4)イタリアンドレッシングを上からかけて完成
(ごまドレッシングでも美味)
たこ飯(4人分)
材料:たこ足500g、米2.5合、もち米0.5合、ごぼう30g、にんじん20g、
しょうが1片、砂糖大さじ2、しょうゆ大さじ4、酒大さじ2、みりん大さじ2、
だしこんぶ小さじ1、サラダ油少々、水200cc
(1)ごぼうとにんじんをささがきに切り、しょうがはみじん切りにする
(2)たこ足をたたく(やわらかくするため)※現場ではだいこん使用
(3)たこの皮を取って、縦に半分に切り、小さく薄切りにする
(4)ごぼうとにんじんを油で炒め、ごぼうがしんなりしたら水を入れる
(5)水が煮立ったら砂糖、みりん、酒、こんぶだしを入れ、少し混ぜたらしょうゆを入れる。
(6)最後にしょうがを入れて、強火で煮立て、水分が半分になるまで煮て、たこを入れ、たこに色が付いたら具完成。
(7)ざるにあけて具と汁を分け、うるかした米にその汁を入れて、3合の線まで水を足して軽く混ぜて炊飯
(8)炊けたら具を混ぜて、1~2分蒸らして完成
たこの頭とえらとトンビの酢味噌あえ(4人分)
材料:たこあたま100g、たこのえら200g、たこのとんび5個、
味噌大さじ2、砂糖大さじ2、酢大さじ2、小ねぎ3本
(1)たこあたまの皮を取り細切りに
とんびはくちばしを取り、食べやすい大きさに切る
えらも食べやすい大きさに
(2)味噌、酢、砂糖をボールに入れ、(1)をよく混ぜる
(3)小ねぎをみじん切りにして(2)に混ぜて完成
たこざんぎ(4人分)
材料:たこ足300g、から揚げ粉40g、片栗粉40g、
牛乳200cc、油、レモン、ミニトマト
(1)たこ足をたたいて柔らかくする
(2)それを削ぐように切って、牛乳に30分ほど浸す(油はねを少なくするため)
(2)から揚げ粉と片栗粉をビニール袋に入れてよく混ぜ、(2)を入れて粉を付ける
(3)170~180℃に熱した油で揚げる
(5)5分ほど揚げて、少し色が付いたら完成