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The Quality Sleep 眠りの世界に品質を

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平成ノブシコブシのヨルオシ!!

夜押人語

ヨルオシ人語

2010年10月18日(月)

「謙虚」という言葉がある。みなさんご存知の通り、控えめで素直なことである。10月からキー局でレギュラー番組を数本持つようになっても決しておごりたかぶらず、謙虚な人の話をしよう。
10月9日午前9時、私は新千歳空港で2人を出迎えていた。そう平成ノブシコブシだ。この日の昼ごはんは吉村と徳井をリッチなランチでご馳走しようと思っていた。というのも、その週に放送された初回のヨルオシ!が幸先の良い高視聴率だったからだ。2人も視聴率がどうなっているのかずっと気になっていた様子でしたとマネージャーから聞いた。ヨルオシ!ディレクターも「よっ!高視聴率タレント!」と歓迎。昼ごはんはステーキか寿司か、真昼間からフルコースでも構わない、2人の労をねぎらおうと私は思っていた。財布には少し多めの福沢諭吉。「何でもいいから言いなさい、食べたいものはなあに?」。吉村はこう返してきた。「ありがとうございます、ラーメンが食べたいです」。なぬ!?ラーメンでいいのか?吉村。「あーいいっすね、ラーメン」と徳井も同意。
 おい!もっとリッチな食べ物は北海道にあるのだぞ、遠慮するなよ!と言っても2人はラーメンがいいのだという。なんという控えめな男たちだ。札幌市内の某ラーメン店でラーメンを頼む。これだけでいいのか?財布の福沢諭吉がつぶやく。「ギョーザあるけど頼む?」と私。「いや~いらないです」と2人。「じゃあ2杯食べる?ここのえびラーメンうまいから」「いやこの1杯で十分です」「またまた~、遠慮するなって」。
 2人は少しだけ甘えた。吉村はラーメンに150円のおにぎりを付け、徳井はラーメンを100円増しの大盛りにした。故郷北海道の味は、昨夜はほとんど寝ていない疲れきった体を充電していく。これが素の平成ノブシコブシなんだなあと私もラーメンをすすりながら2人を見つめた。
 「すみません、ごちそうさまでした」。2人は礼儀正しい。食べ終わるとすぐにヨルオシ!の衣装に着替え、カメラの前に立った。マイクを付けると破天荒に振舞ういつもの姿が。今日のロケもうまくいくぞ!そう私は確信した。確かにうまくいった。しかもうまくいきすぎ大変なことになってしまう・・・。なんと催眠術にかけられ、謙虚の「け」の字もない、なんとも恥ずかしい姿をさらしてしまうのであった。

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