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平成ノブシコブシのヨルオシ!!

夜押人語

ヨルオシ人語

2013年5月21日(火)

桜が咲き誇る函館に行った。ヨルオシ!!初の地方ロケ。撮影前日にノブコブを除くスタッフ8人は現地に入ったが、小雨が降り寒くて外に立っていられなかった。「これも雨男ディレクターの南部のせいだ、明日ノブコブは傘をさしてロケか・・・」とスタッフは半ばあきらめていた。
しかし翌日、奇跡が起こった!晴天。空は青い!暖かい!ノブコブはいつもの新千歳空港ではなく函館空港に降り立った。朝7時25分に羽田をたつ飛行機だったので、朝は6時起きだったという(ごめんね、いつも早い飛行機で)。眠そうな2人はスタッフ一同と合流し、ロケ車で移動。吉村は中学時代の修学旅行以来、徳井にいたっては初めての函館ということで楽しそうな表情。
金森赤レンガ倉庫、八幡坂でまず撮影を行ったが、2人の人気ぶりに驚かされた。修学旅行で来ていた小学生や高校生、観光客にあっという間に囲まれ、写真撮影&サイン責め。3年前はこんなことなかったのになあと私は感慨深げにその光景を見ていた。


函館朝市では名物イカ釣りにチャレンジ、自分たちで釣ったイカを店の人にその場でさばいてもらい「うまい、うまい」と大絶賛しながら頬張っていた。東京ではロケ弁当ばかりだから、新鮮なイカに感動していたようだ。


そして名物ソフトクリーム店では、8段巻きのソフトを20秒以内に食べられるかに挑戦。
成功すれば無料になるそうだ。「破天荒!破天荒!」という修学旅行生らによる応援コールを背に挑戦した吉村。成功したかどうかは5月30日のヨルオシ!!で。


最近芸能人がよくやってきてロケが行われている函館公園内の遊園地「こどものくに」。ここには1950年から動いている日本最古の観覧車が存在する。その観覧車はいろんな意味でサイコだ。なんと写真のように一般的な観覧車と違い、簡易的な幌があるだけ。しかも小さい。ドキドキ感も味わえるこの乗り物に2人は少年のように目を輝かせ楽しんでいた。


2人の遊園地内でのシーンを撮り終え、撮影クルーは公園全体の撮影へ。私は2人と一緒にいたが、どうやら「お化け屋敷」に興味を持っていた。「入ってみようかな」と吉村。「いいよ、入ってみたら」と私が促すと、吉村は徳井とともに屋敷に入っていった。子供だましといっては失礼だが、それほど大がかりな「お化け」はいないのに、中からは2人の「ギャーッ!」という叫び声。どれだけビビリなのか(笑)

このあとスタッフとノブコブは100円で牛乳飲み放題という牧場に移動。ここでの最高記録は200CC×17杯だそうだ。そこでノブコブは3分間で記録を打ち破る18杯に挑戦!まあ4~5杯飲めばいいところだろうとスタッフは思っていたが、吉村は10杯をクリア。10杯といえば2リットル。芸人魂をみせてくれた。一気に飲みすぎ歩くのもおぼつかない。

そして徳井も挑戦したが、スタッフ一同爆笑の衝撃的な姿を見せてくれた(笑)

楽しい時間はあっという間に過ぎ去り、私は2人を連れ函館空港へ。9時間前に来たばかりなのになあ、温泉に入らせてあげたいなあ・・・しかし次の仕事のため東京へ戻らなければならないという。出発便のパネルを見ると、私が乗って札幌に戻る飛行機、2人が乗って東京に戻る飛行機の便が並んで記されている。


空港という場所は様々な人が降り立ち、また飛び立っていく場所。人間交差点ともいえるが、先ほどまで楽しいロケを過ごしたばかりだと一抹の寂しさも増大する。「搭乗口の近くで寝てますわ」と吉村。反対に眠くないのか空港内のゲームセンターで見つけたスロットマシンに興じる徳井。この時、徳井は何も言わなかったが、翌日(5月17日)付けの本人のブログ「徳井健太の爆撃」の中で、番組終了を目前にした心境を記している。出演者もスタッフと思いは同じだ。
とうとうあと1回のロケで「ヨルオシ!!」は終わる。しかし私の心の中には、ある構想が今沸々と湧き起っている。

プロデューサー・戸島龍太郎

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