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相棒セレクション 相棒13 #18【再】

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平成ノブシコブシのヨルオシ!!

夜押人語

ヨルオシ人語

2013年5月1日(水)

 また彼らと会える日がやってきた。この日到着する飛行機は10分ほど遅れている。なんだろう、たかが10分の遅れさえも気になるこの気持ち。ぞろぞろと到着口へと向かう乗客の中に2人を見つけた。思わず手を振ると、それに気づき振り返してくる。ロケ車の中で吉村は言った。「いろんなテレビ局の方々と仕事してますけど、毎回迎えにきてくれるスタッフはいないっすよ。手を振ってくれるなんて親戚みたいですわ」確かにそうかもしれない。定刻通りに飛行機が来ないと不安になる、それは帰省時にわが子や孫の到着を今か今かと待つおじいちゃんの心境に似ているのかも(笑)それにしてもノブコブはハードスケジュールだ。前の日は東京⇒N○K札幌にて収録⇒東京へ日帰り。翌日東京で一仕事終えてから再び新千歳空港に降り立った。でも今回は1泊できるから嬉しそうな表情。
 今回のロケは4月18日に放送した私物プレゼントの抽選&当選者へのお届け企画。その前にエンタメカルチャー総合誌「月刊オトナファミ」がこのヨルオシ!!を5月20日発売号で取り上げてくれるということで、私がその雑誌の記者から預かった質問を移動中の車内で2人に投げかけることに。

Q.2010年に放送したヨルオシ!との違いはどこに感じますか?
吉村:なぜか故郷・西区琴似、八軒方面のロケが多い。地元密着感が強すぎ(笑)
徳井:前回はネタ勝負みたいなところがあったけど、今回はネタの強さよりも自分たちを信用してロケを任せているところがある。そこがいい。

ありがとう徳井君。このほかにも、徳井がこんな答えを返してきた。

Q.ヨルオシ!!のロケをやっていて一番つらいのはどんなことですか?
徳井:この「ヨルオシ!!」は前回と同じように3ヵ月限定番組。終わりが決まっているんすよね。ロケでスタッフの皆さんと会えば会うほどつらくなる。ん~。ホームスティ先の恋みたい。

なるほど、そう表現してきたか。アメリカの民家に1ヵ月滞在し、その家の娘リンダに恋をする。でもあと数週間後にはこの家を離れ日本に帰らなければならない。でもこのリンダを思う気持ちは膨らんでいく~。俺たちはリンダか(笑)



 私物プレゼントの抽選は2人が行い、それぞれの当選者のもとへ届けた。その様子は
5月9日放送のヨルオシ!!でじっくりと。ロケ終了後、2人とマネージャー、私とチーフD海野、そしてこの番組の生みの親、営業部の真木はすすきので焼肉を食べた。徳井は塩ホルモンを美味い美味いといい、平らげては注文していく。しかも食べながら、七輪で焼けた肉をトングでスタッフやマネージャーの皿に取り分けてくれている。「いいよ、自分でやるから」と私が言っても、気付くと皿には肉が置いてある。焼肉奉行なのかも。吉村がムシャムシャ食べているのはジンギスカン。なんと前日もすすきのの某有名ジンギスカン店でひとりで食べたそうだ。2日連続のジンギスカン。モリモリ食べている。北海道民だなあと思って、ふと足元を見ると石田純一状態(笑)。かっこつけんなよ!まだ寒いんだから靴下ぐらいはけよ!



 その後、店を移しカラオケを熱唱。「島人ぬ宝」を私と吉村で歌った。そして番組への思い、東京での仕事の話などで盛り上がり、気が付けば深夜2時を回っていた。
 翌朝、新千歳空港に向かう車の中。さすがに眠い。車内は誰一人しゃべっていない。振り返るとノブコブは爆睡中~。さすがに遅くまで引っ張り回したかな~と反省しつつ「今後のヨルオシ!!ロケはすべて日帰りのスケジュールが組まれているから、まあいいか」と自己弁護。空港に到着。しばしのお別れ。「じゃまた5月のロケで会いましょう」と私。「楽しかったっすわ。じゃ行ってきます!」と吉村は言いエスカレーターへ。「行ってらっしゃい」と私。6月いっぱいでヨルオシ!!は終わる。あと数回しか彼らに会えない。我々スタッフもホームスティ先の恋に落ちているのかもしれない。

プロデューサー・戸島龍太郎

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