「ノブコブに密着リポート」
10月からお送りしてきたHTB深夜開拓魂第1弾「ヨルオシ!」の最終回は、
平成ノブシコブシが結成以来の悲願である
M-1グランプリにチャレンジを続ける様子に密着したドキュメント・後編です。
準々決勝開演1時間前。
先に楽屋入りしたのは吉村でした。
舞台では破天荒として知られていますが、
実は素顔は非常に繊細
大部屋の中で一人黙々と準備を始めました。
一方、相方の徳井は非常にマイペース。
二人の出番は20:00過ぎということもあって
会場にやってきたのはすでに開演した後、18:50ごろでした。
スタッフが驚いて声をかけると
「余裕でしょ!?」との答え。さすがはサイコ...
そして、さっさと着替えると最後のネタ合わせに入ったのですが...
「ダメだ!」という吉村。
どうしたのでしょうか?
いつもと違う険しい表情です。
非常に繊細で、舞台前はいつも緊張してしまう吉村。
すでに本番前のプレッシャーに押しつぶされそうなのか...
実はこの日のお昼ごろ
スタッフは吉村の自宅を訪れていました。
大一番を控えて何をして過ごしていたのかというと?
なんとさっきまで寝ていたとのこと。
ギリギリまで充電をするのが吉村のスタイルのようです。
あらためてM-1への決意をにじませる吉村でした。
一方徳井はなぜか一人でカラオケボックスへ。
「テンションが上がるから」!?
カラオケに来るのは1人と決めているらしく
その理由は人の歌を聴くのが面倒だから、だそうです。
なんともマイペースな徳井らしい!
「吉村なら大丈夫」
10年間、どんなピンチも切り抜けてきた信頼関係が2人の間にはあるのです。
「吉村がいなかったら自分は芸人を辞めていたかもしれない」
そんな感謝の気持ちを素直に語ってくれた徳井でした。
出番まであと15分となったM-1会場の舞台裏では
吉村の緊張がピークに達していました。
必死にプレッシャーと戦います。
あまりの悲壮感にスタッフも声をかけられません。
「がんばれ!吉村!しっかり!」(心の声)
そしていよいよ出番の時!
徳井に続き、腹を決めて舞台へと飛び出す吉村です。
いつもの漫才ができれば勝ち抜けられる―
しかし、戻ってきた二人の表情は複雑でした。
「どうしていつも通りにできなかったのか...」
緊張のせいか、うまくいかなかったことに後悔をにじませました。
この2日後、M-1準々決勝の突破者が発表されましたが
そこに「平成ノブシコブシ」の名前はありませんでした。
しかし、2人の挑戦が終わるわけではありません。
2010年12月26日(日)に行われる敗者復活戦で
必ずや大暴れをしてくれることでしょう!
これまで応援してくれた皆さん、本当にありがとうございます!
番組は最終回ですがこれが別れのあいさつではありません。
いつか、再び「ヨルオシ!デラックス」で会いましょう。
