糠南駅 6月28日放送
◆駅 名 糠南駅(ぬかなんえき)
◆所在地 幌延町糠南地区
◆アクセス 札幌から列車で約4時間
◆歴史
1955年 開業
◆秘境駅ポイント
(1)駅から見える範囲に民家がない
⇒糠南地区全体で3軒のみ
(2)ホームが短い
⇒列車1両の半分程度の長さ
(3)物置が待合室
最終回を飾るべく、秘境駅トラベラー、コラアゲンはいごうまんが訪れたのは、
幌延町にある、宗谷本線・糠南駅です。到着してまず度肝を抜かれるのは、見渡す限りの大草原。見える範囲に、民家は1軒もないのです。幌延町・糠南地区には民家が3軒しかありません。駅周辺ではなく、地区全体で3軒だけなのです。
さらに、骨組みが古いレールで作られている簡素な板張りホームは、なんと列車1両の半分程度の長さしかないのです。列車がホームからハミ出ることを鉄道ファンの間では「ハミ電」と言うそうです。そして、糠南駅の最大の特徴にして、最大の秘境駅ポイント、それは、ホームに置かれた「物置」です。実はこれ、待合室なのです。内部には時刻表や運賃表、さらにはイスが置かれています。糠南駅にはかつて、木造の待合室がありました。しかし、それが台風で壊れてしまったそうです。人一人分のスペースを確保でき、安く手軽に入手できることから物置を待合室として設置したそうです。