now onair

NEXT

2023年 統一地方選挙について、HTB、朝日新聞が協力して情報をお伝えします。

2023統一地方選挙

【6.64ポイント↓】過去最低 北海道知事選の投票率 知事選・札幌市長選 いずれも現職が当選 

2023/04/10(月) 08:26|HTBニュース 掲載

 9日行われた統一地方選挙。北海道知事選と札幌市長選では、いずれも現職が当選しました。

 北海道知事選挙の結果です。

 自民・公明が推薦する現職の鈴木直道さんが、立憲が推薦する池田真紀さんら新人3人を下して2回目の当選を決めました。

 鈴木さんは埼玉県出身の42歳。夕張市長を2期8年務めたあと、前回の選挙で初当選し企業誘致などの実績を訴え、支持を集めました。

 鈴木直道さん:「いま、物価高をはじめとして暮らしが大変ですので、全ての子育て世帯に対して、牛乳券・お米券を配っていく。5月に向けて準備を加速していきたい」。

 池田真紀さんは、「誰ひとり置いてきぼりにしない、あたたかい道政」を訴えましたが、出馬が出遅れたことや知名度不足が響き、現職の厚い壁を破れませんでした。

 池田真紀さん:「非常にこの間たくさん応援をいただいて、ご支援・ご支持いただいた方々には本当に力不足で申し訳なかったと思っています。申し訳ございませんでした」。


 立憲が推薦する現職の秋元克広さんが、無所属新人の高野馨さん、共産推薦の木幡秀男さんを下し3回目の当選を果たしました。

 札幌市長選の結果です。

 秋元克広さんは夕張市出身の67歳。札幌市の副市長などを経て、2015年に初当選し、冬季五輪の招致や市政の継続などを訴えました。

 秋元克広さん:「(五輪招致は)今回争点の一つと言われていたが、東京大会でのいろいろな出来事、これらを検証して、クリーンな大会を札幌として目指していく」。

 元札幌市局長の高野馨さんは、冬季五輪の招致中止や住民投票の実施、札幌ドームの将来的な民間への売却などを訴えましたが、支持の広がりに欠けました。

 高野馨さん:「完敗ですね。負けました。五輪招致を優先しないで、札幌市民の生活のために少しでも多くの財源をふりむけてもらいたいですね」。

 北海道知事選の投票率は51・7%で、4年前の前回に比べ6・64ポイント下回り、過去最低でした。