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らぢおHTB

10月~パーソナリティー

リスナーのみなさんに【100の質問】!
その回答を紹介しながら進めていく、【リスナー参加型番組】です。
※募集は終了しました



毎週土曜
よる8時30分~8時55分
AIR-G'で放送中!

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放送後記

06月22日放送分  大野恵

放送終了後。 

依田アナ「面白かったですね~。今週のコラム、大野さん担当ですから。」と、頼りになる相方・依田アナ。

(どっちが先輩なんだか) 

大野「何かこうかなぁ。迷うなぁ。」

よ「今回のラジオドラマ、全編のせたらどうですか?」

お「え、ノセラレテない?大丈夫?じゃあそうする!」

(ホントに、どっちが先輩なんだか) 




・・・というわけで、

今回の放送で、ラジオドラマ風にお送りした、

ワタクシ大野の妄想・プロポーズ&ハネムーン。

全編を掲載いたします。 



えぇ・・・っ、少しばかり言い訳させて頂きますと(オイっ!!)

夜中カフェにこもって書いたので

ちょっと、いや、だいぶ、文章を書くことに酔っていて、

恥ずかしく、ツッコミどころ満載ですが、どうぞお許しくださいませ。 





***************





あれは、夏のニオイが立ち込める日の出来事だった。 
今でも鮮明に、覚えている。 

「めぐみ、僕と結婚してくれないか?」
「え・・・」
「・・・ダメか?」
「ううん、嬉しくて・・・10年前の約束、覚えてくれてたのね」


めぐみ(30)。彼も、30歳。 
去年6月、こうして、結婚の契りを交わした。 


公務員として働く彼とは、大学時代、同じテニスサークルの同級生として出会った。 
10年前の約束、というのにはわけがある。 
「もし10年後に結婚することになったら俺はココでプロポーズする」
と、いつも帰り道に一緒に通っていた公園で
彼が柔和な表情でめぐみの目を見ながらサラリと口にしたのだ。
お互い、胸の奥の、ずっと奥に、しまい続けていた。  


そして、今、ハネムーンでパリにきている。 

2人きりの旅。1週間、ずっと一緒にいられる。 
12時間のフライト中、彼が必ず窓際で外の景色を眺めるのも 
あの頃から変わっていない。
そんなことを考えるだけで笑みがこぼれてしまう。 



パリのシャンゼリゼ通りを、肩を並べて歩く。 
少し左上に目線をやると、彼の表情と景色が溶け込んでみえる。 
気恥ずかしくありも、嬉しくもあった。 

行きかうパリジェンヌたちは、
どこか肩の力が抜けていて、おしゃれだけど決して華美ではない。 
シンプルな白いシャツとグレーのパンツ、
洗いざらいの髪。 同性のワタシがみても吸い込まれそうなほど、美しい。
一瞬引け目を感じてしまいそうだが、
この時ばかりは堂々としていられた。彼と一緒だったから・・・ 


凱旋門に辿り着く前に、シャンゼリゼ通りにあるカフェに入ることにした。
「コーヒー2杯、クロワッサン3つ、お願いします。
 あと・・・ めぐみチョコ好きだよね、チョコクロワッサン1つ!」 
「かしこまりました」
こんな些細なやり取りから、あ、結婚したんだ、と実感する。 

ああ、何て幸せなんだろう。 
 


一週間のハネムーン、残り5日。 
美術館巡りをしたり、世界遺産を巡ったり。 

「新婚旅行は、めぐみの好きなところに行こう」と言ってくれた
彼の優しさが、みに沁みる。

こうして、彼の優しさを体いっぱいに感じながら、
これから生きていくかと思うと、
ほころんだ顔が、元に戻らなくなってしまった。  



「終わらない人生という名の旅を、一緒に紡いでいこう。」



あの日!あの時!あの場所で!
毎週一枚ずつ パーソナリティが撮った在りし日の旅の思い出を載せちゃいます。

01.jpg
撮影者:大野恵  撮影地:羽幌町

去年、甘エビまつりで
日本海のめぐみを堪能しました。
刺身で食べたり、炭火で焼いたり、お寿司で頂いたり。
数年分は摂取したかと。 

今年の羽幌の甘エビまつりは、今週末の2日間です^^

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